コノシメトンボ♀羽化!!

定点池で捕獲したアカネヤゴたちのうち、コノシメトンボが1頭、その日のうちに羽化しました!!(^^)その経過を、写真をメインに書いていきたいと思います。

羽化の前にせわしなく木の枝の上を行ったり来たり。どうやら制止する場所を求めてかなり歩き回るようです。この行動を確認したのが22時半頃。

アカネ属の多くは明け方から午前中にかけて最も活発に羽化するため、この日も「羽化は明日の午前中だろう、仕事に行く前に見られるか。」などと考えていました。(ナニワトンボ等は夜間羽化型です。)


しかしどこの世界にもイレギュラーというものは存在します。ましてやトンボの羽化は、統計的に「あくまでこの時間に羽化する個体が多い」というだけで、実際はかなりバラつきがあるという事を、僕は覚えておくべきでした。(^^;)

そう、午前中だけでなく、昼前に羽化する個体もいれば、真夜中に羽化する個体も存在するのです(!)。


コノシメ羽化1

というわけでこの個体は、まさかの夜間羽化でした。(゜∀゜;)(苦笑)


このぶら下がり状態を発見したのは22時58分。動き回ってから定位、そして背中の開裂→出てきてからぶら下がりの制止期に至るまで、なんと僅か25分。は、早すぎる・・・。(´д`;)

自宅で羽化観察をしている友人から、「体の小さいトンボは、ヤンマに比べて羽化に要する時間も短いよ」と助言を受けていたのですが、これほどにまで短いとは・・・予想外でした。

慌ててデジⅠのレンズを18-55ミリに取り換えて安物三脚(2580円!)にセットし、いざ撮影開始!!・・・が、外は茹だる様な暑さ。さすがに長時間は身がもたないため、驚かせないようにヤゴハウスを慎重に室内に入れ、カメラの距離を再調整して撮影に挑みます。

コノシメ羽化2
これで準備OK!!


しかしほんの僅か目を話している隙に、あっという間に腹部を抜き終えてしまいました!!出てくる瞬間も見られず、腹部を抜く時も見られず・・・あぁ無念・・・。


コノシメ羽化3
左から右へ。

倒垂型羽化なので、翅は均一に伸びていきます。

コノシメ羽化4

翅を伸ばすのもあっという間、何から何まで、ヤンマとはスピードが違います。

翅が伸びたら次は腹部。少し反り返り気味だった腹部は、徐々にまっすぐになっていきます。

コノシメ羽化5

伸びてきたら、その後は少し引き締まっていくように細くなっていきます。

コノシメ羽化6


この段階で肛門水(体内に溜まっていた水分)を排出し、あっという間に羽化完了!!パッという音と共に、翅を開きました!!


コノシメ羽化7
左:斜めから。右:真横から。胸部にはしっかりとコノシメトンボの模様が。

この直後、翅を震わせて一気に飛び上がり!!いつものようにハンドネットを使ってやさしくネットイン。

ここまでの所要時間は、羽化観察を始めてからわずか80分。開裂の時間を足しても、おそらく2時間には満たないでしょう。ヤンマは4~7時間程度の時間を要する事を考えると、これは驚きの短さです。


明け方にはもう飛び立てるだろうと思い、ベランダの網戸に制止させておきました。就寝する頃に覗いてみると、うっすらと翅の先端は色づいていました。トレードマークである‘ノシメ斑’(翅先端部の黒色)ですね。


今回はコノシメトンボの羽化を観察しましたが、我が家にはまだリスアカネマユタテアカネと思しきヤゴがいます。オオアオイトトンボの羽化直前個体は、残念ながらリスアカネのヤゴに食べられてしまいました・・・。(;∀;)羽化間近だと思って油断しました。(泣)


また我が家にいる個体が羽化したら、記事を書きたいと思います。(^^)

コメント

コノシメ + α

コノシメともう一方のアカネヤゴですが、
その謎のアカネヤゴは先週金曜日の夜、ヤゴハウスの枝に登り始めたので、「これは、」と思っていたんですが、翌朝見たら水の中に死骸が・・

見れば背中が割れて、中が少し見えていました。
羽化を始めようとしたときに水に落ちた模様。

何アカネか?「ヤゴの世界」に写真投稿したところ、「側棘がやや短いところから、ミヤマアカネでは?」というレスがありました。

側棘の長さで近いのはミヤマかエゾアカネ、ということになるそうですが・・・

結局何のヤゴか判らず、残念な思いをしました(惜)。

それにしても、今年はヤゴの死亡確率が例年になく高いです・・(泣)。

第1回目採集のクロギンヤゴは相次いでバタバタと死んでしまうわ、(でもまた採集して、こちらは無事です)

クロギンヤゴ第2回目採集時に採れたオオシオカラ羽化直前の個体が結局羽化できずに死んでしまうわで・・。

今年はちょっとおかしい・・・。

Re: コノシメ + α

たった今、リスアカネがまた羽化不全をおこしました。(泣)頭部だけ先に出てしまい、そのまま背中部分が割れず、窒息してしまったようです。アカネヤゴは羽化不全を起こす確立が高いのでしょうか??可哀そうでなりませんね・・・。

以前拝見したヤゴであれば、マユタテアカネでは、と思うのですが・・・。ミヤマアカネはアカネ属唯一と言って良い流水種ですし、エゾアカネは北海道の一部のみで確認されている種ですし。
しかしながら、やはり羽化させて確認出来ないとなると、真相は謎のままですね。(苦笑)
僕の方のマユタテアカネは無事に羽化行程を撮影できたので、またブログにUPしますね。(^^)

クロギンにオオシオカラもですか!!今年は色々とおかしいですね・・・。羽化不全をおこした時に、助ける術があればいいのですが・・・これも自然の厳しさなのでしょうか。
羽化不全をおこす原因が判れば、対処のしようもあるのですが・・・。辛いです。

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ProfessorOGI

管理人:ProfessorOGI

姫路でギター講師をやっている、釣り・トンボ大好き人間です。音楽ジャンルはロック・ラテン・フォークなどなんでもござれ。

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