ハネビロエゾトンボ捕獲!~森の王者も登場~

この日は成虫未確認であるエゾトンボや、水域に出始めたであろうオジロサナエを見に、県東部の定点を回ってみる事にしました。


まずはオジロサナエに狙いを定め、棲息地の川へ。早速、河原の草むらに小さなトンボを発見!!

ナニワ

ってこれナニワトンボですね。(゜∀゜;)


しかも青灰色の粉を吹き始めている個体です。というか、河原でナニワトンボというのはちょっと意外でした。松林があればどこでもいいのでしょうか・・・。(苦笑)


気を取り直して散策を再開。しかしオジロサナエは見あたらないので、少し下流に降りてみる事にしました。すると・・・

オジロサナエ

いました、オジロサナエ!♂は非常に警戒心が強いため、慎重に近付いた上で300ミリをフルズーム。無事撮影に成功です。そして手元で観察するため、友人と共に1頭ずつ捕獲。

オジロ


このサナエはかなり小さく、全長は41ミリ~46ミリヒメサナエ(最小39ミリ)ヒラサナエ(最小35ミリ)よりは大きいものの、線が細いためにピント合わせが大変。(;∀;)

試しに、近くにいた日本最大のサナエであるコオニヤンマ(最大92ミリ)と並べてみると・・・

すごい比較


はいこの通り。(゜∀゜)(笑)


オジロサナエは、コオニヤンマの後肢くらいの長さですね。(苦笑)


一頻り観察を終えたので、近くのビオトープ風の池へ。ガマが生い茂っている上を、無数のチョウトンボが乱舞しています!中には、

シャキーン!!


こんなイケメンも。(笑)

これは腹部挙上姿勢(オベリスク姿勢)と言って、日光を浴びる面積を少しでも減らすための行動です。この姿勢はショウジョウトンボがよく行なうことで有名なのですが、まさかチョウトンボの中に、ここまでシャキーン!!とやってくれる個体がいたとは・・・驚きです。(笑)

そんなに暑いなら木陰に行けばいいのに・・・。(´∀`;)


キイト連結

キイトトンボも無数に飛んでいました。この体色は草むらの中でも結構目立ちます。

モノサシ連結

モノサシトンボもタンデムが多数。


撮影を楽しんでいると、友人が摂食飛翔しているエゾトンボ科の個体を発見!一番網を譲ってくれました!!明らかにタカネトンボ(既見種)とは違うフォルムです。これはなんとしても捕獲せねば!


出来る限り近づき、一番得意な前方やや上空にさしかかった所を、アッパースイングで見事捕獲!網から出てきたのは・・・

ハネビロエゾトンボ背面と尾部付属器


ハネビロエゾトンボ♂キターーー!!!!!(゜∀゜)


この特徴的な包丁型の尾部付属器は、紛れもなくビロエゾ君!!産地が中々特定できず困っていた種にまさかの邂逅!!


ハネビロエゾトンボ♂


サイドから見るとタカネとよく似ていますが、上から見ると腹部の幅が広くなっていたり、腹部背面に光沢が無かったりと、違いが見受けられます。そして名前の通り、後翅の幅も少し広め。スバラシイ・・・。


しかし飛んでいたのはこの1頭だけ。どうやら何処からか飛んできたようです。


この場所での観察を切り上げ、次は以前エゾトンボのヤゴを確認した場所-サラサヤンマ棲息地-へ。ここは乾湿地になっており、脇にある細流でエゾトンボヤゴを確認しています。


山道を入っていくと、上空が開けた所で摂食飛翔中のトンボを発見!そのシルエットは、見紛う事なきエゾトンボ!!しかし網がギリギリ届きません。僕らが使用している3m網の、50cm~1m上を飛ぶのです。なんと歯痒い・・・。(゜д゜♯)


さらにエゾトンボに混ざって、オニヤンマや大きなヤンマも出現!そう、そのフォルムは、ずっと探し続けているヤブヤンマ♂だったのです!(゜Д゜;)


なんとか捕獲できないものかと思案していると、太陽が雲に隠れてしまい、同時に全てのトンボが林の中へ消えてしまいました。悔しすぎる・・・。(;_;)


この時、何気なく湿地中央に立つ木を見上げてみると・・・

ウチワ♀

まさかのウチワヤンマ♀発見。(゜д゜;)

未成熟のうちはこんな山奥にいるんですね。しかも木の天辺です。道理で探しても見つからないワケだ・・・。(苦笑)


しばらく待ってみたものの、エゾヤブは一向に姿を現しません。太陽が再び出てきても、飛んでいるのはコシアキトンボのみ。おそらく14時頃という時間帯がマズいのでしょう。これは午前中か夕方に出直すべきだと判断し、山を降りる事に。


とその道中、やたらと樹液の匂いがする場所が。カブトクワガタが好む木が見受けられます。まさかいないよなー、等と友人と話しながら、樹液の匂いが強いエリアへ。すると友人が1本の木を指指し、


「いるとすればこの木かな。」


なるほどー、じゃあちょっと探してみるわー、(^^)


5秒後。

カブト発見!


カブトムシいたーーー!!!(゜∀゜)


ホントにいました、野生のカブトムシ!!樹液にカナブンが群がっている中、この個体は木の根本の窪みに隠れていたのです!!


アッサリ発見した僕に驚く友人が、さらに


「これならまだ上の方にいるかも。蹴ってみたら?」


と言うので、早速前蹴りで・・・


ちぇすとぉーー!!(`∀´)ノ


・・・・・



ボトッ!!


カブト♀


カブトムシ♀ゲットォーー!!!(゜∀゜)


ホントにまだいました。(笑)木にくっついていたこの個体、木を蹴った振動で落ちてきたのです。感激・・・。(笑)


さらに近くの木を見て回ると、あちこちに樹液があり、カナブンが群がっています。さらにスズメバチまで・・・。(苦笑)今日のメインはトンボなので(笑)、ここで下山。麓でカブトムシ観察です。

王者の貫禄

王者の貫禄・・・。

この個体、今まで見てきたどの個体よりも大きく立派でした。特に角が長く、最高にカッコいいですね!(^^)日本のカブトムシも捨てたもんではありません。(笑)

しかし僕が飼育したいのはあくまでコクワガタ(もしくはヒラタクワガタ)なので(笑)、雑木林の王者は山に帰してやりました。


エゾトンボへのリベンジを誓いつつこの場を後にし、先ほど訪れたビオトープ風の池へ。マルタンヤンマが来そうな雰囲気だったので確認に行ったのですが、ここではギンヤンマを捕獲しただけ。


最後に、マルタン池にてマルタンヤンマを探すことにしました。


池に到着してしばらく待っていると・・・ようやく1頭のマルタンヤンマ♀がカンガレイの隙間に登場!!しかし何が気に入らなかったのか、あっという間にどこかへ飛んでいってしまいました・・・残念。

めげずに池の周りを散策していると・・・スイレンの隙間から飛び立つ、やたらと黄色いトンボを発見!!捕獲してみると、

キトンボ

まさかのキトンボ(未成熟)でした。(゜Д゜)

キトンボ背面
背面から。黄色い・・・。


この池に通っている友人も初確認だそうです。何処からか飛来したのかもしれません。(^^;)


散策では芳しい結果が得られなかった為、産卵ポイント付近で粘ります。すると遙か上空にトンボの姿を発見!

オニらしき飛翔個体
おそらくオニヤンマ。

黄昏飛翔タイムに入ったのでしょう、数頭のトンボが20~40mほど上空を飛んでいるのが見えました。


ギンらしき飛翔個体
こちらはギンヤンマかな?

中にはマルタンヤンマヤブヤンマらしきシルエットも見受けられるものの、いかんせん高すぎです。


黄昏飛翔タイムが終わるのと同時に、僕らも終了としました。


この日確認したトンボは、ハグロトンボ・アオモンイトトンボ・アジアイトトンボ・キイトトンボ・モノサシトンボ・クロイトトンボ・ギンヤンマ・ヤブヤンマ・オニヤンマ・ハネビロエゾトンボ・エゾトンボ・オジロサナエ・コオニヤンマ・ウチワヤンマ・ナニワトンボ・マユタテアカネ・キトンボ・シオカラトンボ・オオシオカラトンボ・ショウジョウトンボ・コシアキトンボ・チョウトンボ・ウスバキトンボの計23種。


春トンボはほぼ見られなくなり、夏トンボ全盛といった感じです。

かお
左上:ナニワトンボ。右上:ショウジョウトンボ。左下:ギンヤンマ。右下:ハネビロエゾトンボ。

こちら、友人が撮影したトンボ達です。こうして見ると、トンボの複眼って面白いですね。どの個体も上下で分かれているのが判ります。そして、上半分のほうが目が粗く、下半分の方が目が細かいんですね。網を構えている僕らは、彼らの眼にはどのように写っているのでしょう。



次回は、今回捕獲できなかったエゾトンボのリベンジ&ルリボシヤンマの発生状況を確認に行こうと思います!(`д´)ノ

コメント

相互リンク申請ありがとうございました。
感激であります!

オジロサナエ、可愛いですねぇ~(;´Д`)
もうちょい近づけたらコオニが食いつきそうで恐いです(笑)

チョウトンボ、驚異のイケメンぶり!
ここまで立つ事が出来るとは!暑さ対策以外にもきっと
何か目的があるんでしょうね。

・・・我慢強さのアピールとか?(違)

Re: タイトルなし

相互リンク、ありがとうございます!!早速貼らせていただきました。(^^)

実は昨年、初めて見たサナエがこのオジロサナエだったので、お気に入りの一つです。コオニは正直、ちょっと・・・。(苦笑)

なるほど!我慢強さのアピールでしたか!!(笑)確かに彼ほど我慢強く、凛々しい個体は何処にもおらず、間違いなく彼が「我慢強さチャンピオン」でしょう!!
・・・競う相手は、はたして何処にいるのでしょう。(笑)

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プロフィール

ProfessorOGI

管理人:ProfessorOGI

姫路でギター講師をやっている、釣り・トンボ大好き人間です。音楽ジャンルはロック・ラテン・フォークなどなんでもござれ。

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