お篭りヤンマを探せ!!PART2~コシボソ最盛期??~
2011.08.23 - Tue
この日は午後から少し晴れ間が出るとの予報だったので、先日お篭りヤンマを捜索したポイントへ、再度出かけてみる事にしました。狙いは、そろそろ最盛期に入ろうかというコシボソヤンマです。っとその前に・・・

こちら、前日に撮影したウスバキトンボです。この時期あちこちで飛翔している姿を見かけますが、制止している姿はあまりみかけないんですね。しかもこんなに近づけたのはおそらく初です。(^^)
それともう一枚・・・・

・・・このカオスな写真はなんなのか??(゜∀゜;)
こちらも前日の夕方、ぶらっと近所の池に出かけた時の成果です。かなりの数のオオヤマトンボ♂が飛んでいたものですから、片っぱしから捕獲してみたんですね。するとこうなった、というわけです。(笑)
結局20分ほどで8頭ものオオヤマトンボを捕獲しました(♂7頭、♀1頭)。まぁ勿論、全てリリースですが(笑)。
さて、この日現場に着いたのは12時半頃。晴れ間は時折覗く程度ですが、気温は30度を超え、湿度もかなり高いので期待できそうです。
細流横の林道を歩いていると、視界の隅に早速ヤンマが!!どこかに制止したようですが、完全に見失ってしまいました。しかし友人は即座に発見、場所を教えてもらい、デジ一を向けてみます。

ノートリミング。
遠。(;∀;)
デジ一300ミリフルズームでこの大きさです。あまりに遠いため、これでは網が届きません。仕方なくこの個体は諦め、細流まで降りてみる事にしました。
しかし予想に反してヤンマはいません。今日はこちら側はイマイチだ、と見切りをつけ、少し下流側へ行ってみる事にしました。
細流脇の藪の中、毛虫に気をつけながら進んでいくと・・・友人が何かを発見、そのまま捕獲!!

ミルンヤンマ成熟♂でした!(^^)この個体は複眼の中でも特に青みが強く、非常に綺麗です。
さらに奥へ進んでみるものの、中々姿が見えません。そこで、前回コシボソヤンマがぶら下がっていた木の所へ行ってみたのですが・・・。
どこにもいない(ように見えた)ので、友人に声をかけた後、何気なく木を揺すってみると・・・僕の目の前を、制止していたであろうコシボソヤンマ♂が通過!!(゜Д゜;)やってしまった・・・。
しかし、その個体は友人の前も通り過ぎ、そのまま少し奥に制止したのを友人が確認!!捕獲・撮影出来るよう、角度を変えて探してみます。するとあっさり友人が再発見!!

ノートリミング!
ようやくまともに撮影出来ました、コシボソヤンマ♂です!!(^^)手元で見ると濃い緑色をしている複眼が、ストロボの光を受けて鮮やかなライトグリーン~水色に輝いています!!逃げられないよう、さらに近付いてみます。

こちらもノートリミング。シャッタースピード1/100、F値5.3、ISO500、露出補正+2.0、270ミリズーム、ストロボあり(発行量補正0)。
かなり近距離まで近づけました。翅の先端が褐色になっている様子もはっきり見えます。さぁ、残るは捕獲だけ!!となったものの、僕が身じろぎをした瞬間、飛んで行ってしまいました(苦笑)。
まだまだいるはず、という事で、さらに探してみると・・・またも友人が発見!!そして同時に飛び立った別の個体が、僕の目の前で制止!!

腰、細ッ!!(゜Д゜;)
この角度からならよく判るこの腰のくびれが、このトンボの名前の由来となっているんですね。
1頭はどこかへ消え去ったものの、この1頭はずっと制止したまま。僕にとっては捕獲しにくい角度だった為、友人に捕獲を頼むと、見事に一発捕獲!!

深緑色の複眼もいいですが、このガッシリとした赤茶色の肢も、このトンボの魅力です。(^^)およそ11ヵ月ぶりの対面となるコシボソヤンマは、やはり素晴らしいトンボでした。

雲行きが怪しくなってきた空をバックにシルエットで1枚。
5~6頭のコシボソヤンマを確認する事が出来たので、このポイントを切り上げる事に。ぶら下がっているかもしれないミルンヤンマを探しつつ、藪の出口に向かって歩いて行くと・・・ふと目の前にクワガタがいそうな木(ミズナラ??)が。
何気な~~く頭上(樹上)を見上げてみると・・・キイロスズメバチの横に、なにやらクワガタのようなシルエットが!!慌てて友人を呼び、どの角度なら捕りやすいかを考えます!!
木の反対側に回り、スズメバチに気付かれないよう、クワガタらしき個体にソロっと網を近づけ・・・ネット部分で引っ掛ける事に成功!!取り出したのは・・・・

ヒラタクワガタ(小歯型)キターーーーーー!!!!!(゜∀゜)
ずっと探していたクワガタ、ここにきて突然のご対面となりました!!(^^)もはやテンションは最高潮!!!どうやら薄曇りの天気の為、出てきていたようです!!
ヒラタクワガタには大歯型・中歯型・小歯型の3タイプがあり、この個体は顎の内側に鋸状の歯が見受けられない為、小歯型のようです。大歯型のようなダイナミックなカッコよさはないものの、コクワガタのようで非常に可愛いですね。勿論持ち帰って飼育する事に決定。
とりあえず車内に避難させておき、少し場所移動。少し離れた場所にある池脇の細流を見に行きます。
池ではギンヤンマが多数縄張り争い中ですが、目立った獲物はいません。たまにオオヤマトンボが巡回してきますが、網が届く距離ではありません。
そのまま細流を見に行くと・・・足元から突如飛び上がってきたトンボが、目の前にベタッと制止!!

コシボソヤンマ、しかも♀です!!これはなんとか捕獲したいもの。友人が捕獲を譲ってくれたため、どの角度で捕獲すればいいかアドバイスをもらい、そして勢いよく捕獲!!

ようやくの確認となったコシボソヤンマ♀は、渋い紅茶色の体色をしていました!!(^^)体は♂よりもガッチリしており、かなり大きく感じます。複眼も落ち着いた色彩で、味な魅力があります。

勿論腰のくびれも健在。♂程ではありませんが、しっかりとくびれています。一体、このくびれは何なんでしょう。(笑)
雲行きも怪しくなってきたので、この日はこれにて終了としました。帰りは大雨に見舞われましたが、無事クワガタ用飼育セットも購入!!念願のヒラタクワガタ(捕獲個体)飼育、スタートです!!(^^)
この日確認したトンボは、モノサシトンボ・コシボソヤンマ・ミルンヤンマ・ギンヤンマ・オオヤマトンボ・マユタテアカネ・シオカラトンボ・コシアキトンボ・ウスバキトンボの計9種類。
コシボソヤンマに狙いを絞った結果、見事に多くのコシボソヤンマを確認する事が出来ました!!(^^)
次回は・・・まさかの強行軍となる予定です。乞うご期待!!(`∀´)ノ(笑)
コメント
大漁だったようですね.
トンボの写真,非常にきれいやね.おぎちゃんがはまり込むのもわかる気がするわ(^^).
あとブログ開設1年やねー.
Angler's "Sound"なのに音楽関係よりトンボ採集エントリのほうがはるかに多いのは突っ込んじゃいけないかw
トンボの写真,非常にきれいやね.おぎちゃんがはまり込むのもわかる気がするわ(^^).
あとブログ開設1年やねー.
Angler's "Sound"なのに音楽関係よりトンボ採集エントリのほうがはるかに多いのは突っ込んじゃいけないかw
トンボの捕まえ方
はじめまして。二児の母のふうりんと申します。
先日、クマゼミの大量発生の検索でたどりつきました。「クマゼミシート」に小学生の息子が笑い転げていましたw
ProfessorOGIさんはあのオニヤンマもやすやすと捕まえていますが、網をどう振ればつかまえられるのですか?
私は小学生のころ、女子なのに「昆虫博士」と呼ばれていたぐらい昆虫好きでした。今は息子と近くの公園に虫取りに行きますが、池の淵の決まったコースを飛んでいるウチワヤンマの類のトンボがなかなか捕まえられません。
コースの下に網を構えていてもよけられるし、糸の先に別のトンボをくくりつけて飛ばせてケンカを売っても素通りされます。
何かヒントを教えていただければ幸いです。
先日、クマゼミの大量発生の検索でたどりつきました。「クマゼミシート」に小学生の息子が笑い転げていましたw
ProfessorOGIさんはあのオニヤンマもやすやすと捕まえていますが、網をどう振ればつかまえられるのですか?
私は小学生のころ、女子なのに「昆虫博士」と呼ばれていたぐらい昆虫好きでした。今は息子と近くの公園に虫取りに行きますが、池の淵の決まったコースを飛んでいるウチワヤンマの類のトンボがなかなか捕まえられません。
コースの下に網を構えていてもよけられるし、糸の先に別のトンボをくくりつけて飛ばせてケンカを売っても素通りされます。
何かヒントを教えていただければ幸いです。
コメありがとう!!
あ、ブログ解説1周年、完全に忘れてた・・・。(笑)
まぁ周りからよく言われるけど(苦笑)、このブログはあくまで「趣味のブログ」、今音楽は「仕事」であって「趣味」ではないからね・・・。どうしても音楽記事は書きにくい。(^^;)
今はトンボの最盛期なんで、今後もトンボ中心で行きます。(笑)
まぁ周りからよく言われるけど(苦笑)、このブログはあくまで「趣味のブログ」、今音楽は「仕事」であって「趣味」ではないからね・・・。どうしても音楽記事は書きにくい。(^^;)
今はトンボの最盛期なんで、今後もトンボ中心で行きます。(笑)
Re: トンボの捕まえ方
ふうりんさん、コメントありがとうございます。(^^)
クマゼミシート、実物は恐ろしいですよ~~。(笑)ここ数年はそれほど見かけませんが、きっと何年かに一度大発生すると思うので、5年後くらいに見られるかもしれません。(^^;)僕はもう見たくないです・・・。(笑)
池の淵の決まったコースを飛ぶ、というのは、おそらくオオヤマトンボではないでしょうか??ウチワヤンマは、午前中は飛びまわりますがコースは割と一定ではなく、午後は草木に制止している事が多いです。(^^)この飛んでいるウチワヤンマというのが、速すぎて中々捕獲できないんです。(笑)
その肝心の捕獲法(セオリー)ですが、どのトンボを捕獲する場合でも、ギリギリまで引きつけてから、トンボの斜め後方(やや下)から、一息に掬い上げるように(斜めに)振りぬきます!斜め後ろはトンボにとって死角になっているので、網が見えないんですね。
逆に正面や真横から振ろうとすると、確実に網を避けていきます。網にトンボが入れば、手首の返しを使ってネットをくるりと巻き、入ったトンボが逃げられないようにして、一丁上がりです。
また、一般に市販されている白いネットよりも、緑ネットの方が遥かに確率が上がります!!これはオススメです!!
僕も両親に連れられて、昆虫採集に行くのが大の楽しみでした。これからもお子様と一緒に、どんどん昆虫採集をしてくださいね!(^^)
クマゼミシート、実物は恐ろしいですよ~~。(笑)ここ数年はそれほど見かけませんが、きっと何年かに一度大発生すると思うので、5年後くらいに見られるかもしれません。(^^;)僕はもう見たくないです・・・。(笑)
池の淵の決まったコースを飛ぶ、というのは、おそらくオオヤマトンボではないでしょうか??ウチワヤンマは、午前中は飛びまわりますがコースは割と一定ではなく、午後は草木に制止している事が多いです。(^^)この飛んでいるウチワヤンマというのが、速すぎて中々捕獲できないんです。(笑)
その肝心の捕獲法(セオリー)ですが、どのトンボを捕獲する場合でも、ギリギリまで引きつけてから、トンボの斜め後方(やや下)から、一息に掬い上げるように(斜めに)振りぬきます!斜め後ろはトンボにとって死角になっているので、網が見えないんですね。
逆に正面や真横から振ろうとすると、確実に網を避けていきます。網にトンボが入れば、手首の返しを使ってネットをくるりと巻き、入ったトンボが逃げられないようにして、一丁上がりです。
また、一般に市販されている白いネットよりも、緑ネットの方が遥かに確率が上がります!!これはオススメです!!
僕も両親に連れられて、昆虫採集に行くのが大の楽しみでした。これからもお子様と一緒に、どんどん昆虫採集をしてくださいね!(^^)
ありがとうございました
たくさんのヒントをありがとうございました!さっそく緑の網を探すか作るかして、捕まえに行こうと思います。まだいるかな?
今後とも綺麗なトンボの写真を楽しみにしています!
今後とも綺麗なトンボの写真を楽しみにしています!
レス、ありがとうございます。
ご質問いただいたトンボは、まだもう少しの間飛んでいるはずです!!
ギンヤンマは9月半ば頃に、また一気に増えるはずですし、是非お子様と一緒に網を振りまわしちゃってください!(^^)(笑)
緑ネットでしたら、志賀昆虫(http://www.shigakon.com/fs/konchuu/gr6/10214)が取り扱っています。僕もここの「網のみ 色つき(緑)」を愛用していますので、よろしければご覧くださいね。
今後とも、Myブログをよろしくお願いいたします!!
ギンヤンマは9月半ば頃に、また一気に増えるはずですし、是非お子様と一緒に網を振りまわしちゃってください!(^^)(笑)
緑ネットでしたら、志賀昆虫(http://www.shigakon.com/fs/konchuu/gr6/10214)が取り扱っています。僕もここの「網のみ 色つき(緑)」を愛用していますので、よろしければご覧くださいね。
今後とも、Myブログをよろしくお願いいたします!!
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