8月27日特集2~オオルリボシヤンマの産卵観察~
2012.08.29 - Wed
8月27日の特集第二段は、オオルリボシヤンマの産卵の様子をご紹介したいと思います。(^^)昨年見つけ、今年の8月にルリボシヤンマの羽化殻を多数回収していたために期待していた今回のポイント。湿地が棚田状に並んでおり、一つ一つの湿地の大きさは1辺が6m程度の正方形に近い形になっています。
その湿地郡のすぐ隣は小さな渓流になっており、この日はオニヤンマやミルンヤンマが飛んでいました。春に来ればクロサナエやヒメクロサナエがいそうな雰囲気です(産地保護の為に環境写真は自粛します)。
現地に到着したのは15時半頃。16時を過ぎた頃から♀が飛び始め、♂に追われながら産卵場所を探していました。しかし僕が発見した♀達は、落ち着く事なくすぐに飛び去ってしまいます。
友人がいる下の湿地の様子を見に行ったところ、友人が産卵中の♀がいる場所を教えてくれました!(^^)
が、その場所は2m強の急斜面の足元。驚かさないように慎重に斜面を降り、カメラを向けてみると・・・

♂が多数飛び交う中、草陰でひっそりと産卵する黄色型♀を発見!かなり緑色が強い個体のようです。
しかしアングルがあまりよくありません。少し角度を変えようとしたところ、


オオルリボシ♀は飛び上がって場所を変えてくれました。(^^)

しかし♂がひっきりなしにやってくるせいで、中々落ち着けないようです。産卵場所を求めて、


ホバリングを連発!!ストロボの光に臆する事無く、こちらを見ています。(゜∀゜;) (笑)


僕が悪さをしない事に気が付いたかどうかは定かではありませんが、

また僕の足元に降りたって産卵を再開しました。

産卵のスパンは徐々に短くなり、あちこちに移動する姿が目立ち始めます。また、じっくり産卵していたのはこの1頭だけだったせいか、この♀が動く度に♂達も反応します。


♀のすぐ上でホバリングする♂。
連結する機会を今か今かと狙っており、♀もかなりのプレッシャーを受けているのは間違いありません。


まるでストーカーのような♂。(笑)
しかしこんな状況に臆する事無く、この♀は産卵を続けていました。
しばらくあちこちをうろうろした後、また僕の足元へ。

この場所は若干草陰になっているので、♂に見つかり難く落ち着くのでしょう。
そこで試しにコンデジを近付けようとしたところ・・・

残念ながらこの距離が限界でした。トンボ目線で撮影するならば、もう少し近づきたかったところです。(^^;)


しっかりと観察出来た為、これにて観察切り上げです。
さて!8月27日の捜索は今回の記事を含めて3つとなりましたが、いかがでしたでしょうか?(^^)
今後の捜索予定としては、
・琵琶湖のメガネサナエ属
・ミヤマサナエ捜索
・ナゴヤサナエ捜索
以上晩夏のサナエ属に、
・コシボソヤンマ♂リベンジ
・姫路市内のオオルリボシヤンマリベンジ
以上リベンジ企画が二つ。さらに、
・服部緑地のベニイトトンボ
・オナガサナエの観察
シーズンがそろそろ怪しくなってきた企画が二つに、
・カトリヤンマの観察
・ミルンヤンマの観察
・ルリボシヤンマの観察
秋のヤンマ観察が三つ。ここに各種アカネ属捜索や迷入種捜索、マダラナニワトンボ捜索まで加えると、結構残っている事に驚かされます。
なんとか全てコンプリートしたいと思います!(゜Д゜#)
・・・北陸地方のマダラヤンマも見たいなぁ・・・。
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