晴天!琵琶湖!!メガネサナエ属!!!(゜∀゜) (改)
2012.08.31 - Fri
この日は晩からの仕事のため、午前はフリーに。そこで、昨年は行く事が出来なかった琵琶湖へ行ってみる事にしました。先日友人のブログ記事に登場したメガネサナエ属ですが、なんとこの日の前日も友人は琵琶湖へ。そしてメガネサナエやオオサカサナエを確認したとの情報を得ました。
また、がっちゃんさんのブログにもメガネ&オオサカが登場!!まさに最盛期を迎えているメガネを見るなら今しかない!!という事で、朝から出発です。
現地に着いたのは午前9時過ぎ。以前友人から教えてもらった情報を元に、湖岸を歩いていきます。しばらく歩くと、テトラポッドが多数並んだ場所へ。

オオヤマトンボの羽化殻が付いていたものの、メガネ属の羽化殻はありません。この場所は違うのかな~と考えながらうろうろしていると・・・目の前をサナエが通り過ぎました!!
慌てて追いかけてみたものの・・・・

ウチワヤンマ・・・。(´д`;)
確かにサナエですが、何処でも見られる超・普通種。メガネ属を探していただけにこれにはガックリ。

次に通り過ぎたのはオオヤマトンボ。この日は多数のオオヤマトンボを確認しました。
しかし、肝心のメガネ君達の姿が見当たりません。僕がうろうろしていた場所は確かにメガネやオオサカのポイントのはずなのですが、この日は風が強いせいかどこにもいないのです。
(後に発覚した事ですが、この場所は前日友人がメガネやオオサカを確認した場所でした。)
その日の状況によって場所を変えるのは、トンボではよくある事。この場所を諦め、さらに先の方へと進んでいきます。
とその時、前方に制止するサナエを発見!!砂浜にペタっと制止しているその姿、ファインダー越しに覗いてみると・・・

これで300ミリフルズーム(ノートリミング)。
遠!!(゜Д゜;)
ですがそのフォルムは明らかにメガネサナエ属です!!なんとかして近づこうとしたものの、残念ながらすぐに沖の方へ飛び去ってしまいました。(´д`;)
それでもメガネサナエ属の姿を見る事が出来、俄然元気が湧いてきます!!1頭だけという事はないはずなので、探しながら歩いていると・・・波打ち際をゆっくりと歩く影を発見。
もしやと思い近づいてみると・・・

メガネサナエ上陸個体キターーー!!!(゜∀゜)
羽化する為に沖の方から泳いできたのでしょう、上陸したばかりのメガネサナエのヤゴを発見です!!(^^)

実に変なフォルムをしています。少しの間観察させてもらった後、近くの足場に逃がしてやりました。
さらに歩いていくと、完全な砂浜に出ました。

もうどう見ても海です。(゜д゜;)
投げ釣りをしたらキスでも釣れるんじゃないかという雰囲気ですが(笑)、まぁ湖と書いて「うみ」と読むのが琵琶湖。景色も楽しめます。(^^)
余談ですが、この写真は適当に環境を撮ったものの中の1枚。が、昨年の友人のブログを見ると、なんとまったく同じ角度で撮影した写真が掲載されていました。(笑)
雰囲気も非常に良い為、これはいるだろうと思い波打ち際を歩くと・・・いました、メガネサナエ!!早速近寄り、

飛翔中の所を撮影!!この時間帯はまだ飛翔タイムのようで、

あちこちで飛翔している個体を発見しました。

しかしこの日は35度を超える猛暑日。時刻は10時を回り、陽射しはどんどん強さを増していきます。結果、

飛んでいた個体も暑さの為かややバテ気味(?)。制止し始めました。が、僕が近づいていくとすぐに飛び立ちます。5m以内まで近づく事が出来ません。(^^;)

結果、飛翔写真の枚数が制止写真の枚数を上回るという珍事態が発生。(゜∀゜;) なんせこの日は風が強い為に、飛翔写真の方が撮り易かったんですね。(苦笑)

それでも諦めず、メガネが飛び始めた瞬間にダッシュ!!予め制止するであろう場所を予想し、その場所まで先回りして待つという作戦を実行。その結果、

逆光ながらなんとかそれなりの写真を撮る事が出来ました。(^^)この方法で、

背面の写真もゲット!!距離は1m程度。後に聞いた話だと、友人もこの方法で撮影したんだとか。成程、皆さんこの作戦でメガネサナエを撮影していたんですね。(゜∀゜) (違)

真正面のカットも。
この場所では15頭以上のメガネサナエ♂を確認。撮影しやすい個体を選んで撮影するといった余裕もありました。
この先に進んでも♀個体やオオサカサナエは見られないと判断。泳いでいた人たちからの突き刺さるような(明らかに不審者を見るような)目線を浴びながら(苦笑)、来た道を引き返していきます。
まぁ気温35度を超える中、黒づくめの服装+サングラス+野球帽+デジ一を装備した若者が砂浜を歩いていれば、何処からどう見ても不審者ですよね・・・。(苦笑)
そんな視線にも耐えぬき、先ほどメガネヤゴを放した場所に到着。どこかで羽化していないかな~と探してみると・・・

やはり羽化していました!!本当に日中羽化型なんですね。

アングルを変えて撮影し、

コンデジで空をバックに撮影。この時メガネサナエの目には何が写っているのでしょうか。(^^)
・・・・やっぱり邪魔モノの僕ですよね・・・・。(((((゜∀゜;)
翅もしっかりと伸びて来た為、そろっと羽化殻を拝借。

う~~ん、凄い迫力です。メガネサナエ属3種の羽化殻が並んだ時、はたして僕は見分けられるのか・・・。(;∀;)
羽化を少しの間観察した後、オオサカサナエを求めて徒歩で移動します。途中、群れている魚を見つけたので撮影してみると・・・

なんとアユでした!!所謂コアユです。足元にはかなりの数のコアユが群れており、これだけでもテンションは上がります。
さらにこの場所から移動した先では、

ハスキターーー!!!(゜∀゜)
この魚はハス。魚編に時と書いてハスです。30㎝を超える琵琶湖(水系)特産種の日淡で、琵琶湖でしか見られないのです!!野生のハスを見たのは勿論初めてなので、アユを見た時以上にテンションが上がります!!(^^)
・・・ひょっとしたらメガネサナエを見た時以上かも・・・。((((゜∀゜;)

この日は4匹のハスがゆったりと泳いでいる姿を見る事が出来ました。時折小魚の群れに突っ込んでいたのは捕食していたのでしょうか??

こちらがその小魚の群れ。地元の川なら「全部、カワムツ。」で済むのですが(笑)、ここは琵琶湖。ひょっとしたらコアユの群れかもしれません。あぁ捕獲したい釣りしたい・・・。(´∀`;)
ここでとりあえず日淡観察は打ち切り。再び湖岸沿いを歩き、オオサカサナエを探します。

水路近くにいたウチワヤンマ♀。

吸水に来ていたキアゲハ。
メガネサナエは結構見かけるのですが、これぞオオサカサナエ!という個体は中々見られません。この日はオオサカは見られないのか・・・そう思っていたその時、目の前に小ぶりなサナエが制止しました。
もしやと思ってレンズを向けてみると・・・

オオサカサナエキターーー!!??(゜∀゜;)
撮影した時は普通に小ぶりなメガネサナエだと思った個体です。後に友人に写真を確認してもらい、同定ポイントを改めて教えてもらいました。
その結果、
・サイズがメガネよりも小さい
・やや寸詰まりの(
・前肢腿節に黄色っぽい模様がある
・腹部第7節背面の黄色斑が流れない
・腹部第4節~第6節の腹部の模様が環状になる(例外アリ)
という違いが頭に入り、写真を見直してみると「オオサカサナエかも」となったのです。なんとも情けない・・・結果的にどっちか判っていないのです。(^^;)
なんせ尾部付属器はメガネっぽいのに、前肢腿節には黄色部があるように見えるのです。

こちらはすぐ近くにいたメガネサナエ。こうやって並べてみると若干違うようにも見えるのですが・・・イマイチよくわかりません。

こちらはこの日2頭目のオオサカサナエのような個体。この個体は今まで見てきたメガネよりもさらに敏感で、8m以内に近づく事が出来ませんでした。(^^;)背面写真も撮れていればよかったのですが・・・。そして、

・・・・これどっちなんでしょう。(;∀;)(苦笑)
オオサカサナエが見られた場所で波打ち際を飛翔していたのですが、いかんせん逆光のためにメガネサナエ属初心者の僕には判断が付きません。(´∀`;)やや小ぶりな気もするのですが・・・。
→友人曰く、この個体のみオオサカサナエだそうです。(^^;)

後ろ脚をだらんと伸ばして飛ぶのは何故だろう・・・。
この後しばらくメガネ達を追いかけたのですが、やはりオオサカサナエ(らしき個体)には近づけず。

メガネサナエにはなんとか近づく事に成功し、上の写真を撮影する事が出来ました。

波打ち際で♀を待つ?メガネサナエ♂。
時刻も正午を回って暑さもピークに達し、集中力も途切れ途切れ。写真もピンボケを量産し始めた為(笑)、これにて終了としました。
この日琵琶湖で確認したトンボは、セスジイトトンボ・アオモンイトトンボ・ギンヤンマ・オニヤンマ・オオヤマトンボ・ウチワヤンマ・メガネサナエ・オオサカサナエ・シオカラトンボ・オオシオカラトンボ・チョウトンボ・ウスバキトンボの計12種。
目的だったメガネサナエ属の2種を見る事が出来、メガネサナエの飛翔写真も多数撮影出来たので満足です。(^^)♀を見るなら朝か夕方か・・・もしくはもう少し涼しくなってからの方が良さそうです。
さて次回は、地元でコシボソヤンマ&オオルリボシのリベンジに行く予定です!!(`∀´)ノ
※記事をアップした後に友人からメガネ属についての指摘をもらい、文章を部分的に修正しました。(^^;)
コメント
おはようございます
おはようございます。琵琶湖までお疲れ様です。トンボにかける情熱、いつまでも持ち続けてください。
昨日はルリボっさんを観に行こうと思い立ち兵庫県中部を周りましたが、以前に申し上げたTGS方面のT巣に発見しときました。
さて、姫路市内のオオルリボっさんですが、これも以前に申し上げた池(夢前方面の旅館近く)で摂食飛行してましたので、サクッとゲットしときました。
姫路市内のオオルリボっさんは20年くらい前に書写、夢前方面に出現すると聞いてましたので、数は少ないですが付近に生息地があると思います。
昨日はルリボっさんを観に行こうと思い立ち兵庫県中部を周りましたが、以前に申し上げたTGS方面のT巣に発見しときました。
さて、姫路市内のオオルリボっさんですが、これも以前に申し上げた池(夢前方面の旅館近く)で摂食飛行してましたので、サクッとゲットしときました。
姫路市内のオオルリボっさんは20年くらい前に書写、夢前方面に出現すると聞いてましたので、数は少ないですが付近に生息地があると思います。
はじめまして
いつも拝見しています。
いいですね、関西はトンボ多いですし、様々な観測スポットをご存知なようで羨ましいです。
来年から京都に住む予定なので、岩手には生息しないトンボをたくさん拝んでみたいです。
マルタンやナニワトンボ、アオヤンマが当初の目標です(^O^)/
いいですね、関西はトンボ多いですし、様々な観測スポットをご存知なようで羨ましいです。
来年から京都に住む予定なので、岩手には生息しないトンボをたくさん拝んでみたいです。
マルタンやナニワトンボ、アオヤンマが当初の目標です(^O^)/
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お疲れ様でした
琵琶湖、以上に暑いですよね。
なんなんでしょう?あの干からび感。
でもあの槍のような痛い視線をかいくぐり、
しっかりとメガネ、オオサカをゲットされているところがすばらしい!
ちなみに私もメガネかオオサカか?という羽化殻を入手しました。
なんなんでしょう?あの干からび感。
でもあの槍のような痛い視線をかいくぐり、
しっかりとメガネ、オオサカをゲットされているところがすばらしい!
ちなみに私もメガネかオオサカか?という羽化殻を入手しました。
>虎太郎さん
本日コメントの確認が遅くなってしまってすみません。(^^;)作業を行ないましたのでコメント欄をご確認ください!今日はもう時間も遅いので(苦笑)、また近いうちにメールさせていただきますね。ありがとうございます!!(^^)
なんと、早くもT巣にルリボシが登場ですか!!これは是非見に行きたいところです!!そしてオオルリボシも・・・。先週末に地元産オオルリボシを求めて捜索に行く予定だったのですが、豪雨の為にあえなくキャンセル・・・。悔しくてたまりません。(苦笑)
これからはオオルリ・ルリボシともいい時期に入りますし、是非捜索に行ってみようと思います!!
なんと、早くもT巣にルリボシが登場ですか!!これは是非見に行きたいところです!!そしてオオルリボシも・・・。先週末に地元産オオルリボシを求めて捜索に行く予定だったのですが、豪雨の為にあえなくキャンセル・・・。悔しくてたまりません。(苦笑)
これからはオオルリ・ルリボシともいい時期に入りますし、是非捜索に行ってみようと思います!!
>ワタル様
ワタルさん、初めまして!MyBlogへのご訪問&コメント、ありがとうございます!!(^^)
兵庫県は特にトンボに恵まれているので(棲息・飛来確認合計100種)、実に良い環境でトンボを追いかけているんだな~としみじみ感じます。観察場所は主に超・開拓者である友人や、岡山のトンボ刑事さん、地元姫路の吉村虎太郎さんらトンボ仲間のおかげですので(苦笑)、僕も今後皆さんに負けないよう、どんどんと開拓していきたいと思っています。(^^;)
なるほど、岩手から京都に来られるのですね!!ナニワトンボは播州地方の池に行けば割と普通種です。(笑)マルタンは色々と難しいですが、アオヤンマも良い産地がありますので、是非探してみてください!!(`∀´)ノ
兵庫県は特にトンボに恵まれているので(棲息・飛来確認合計100種)、実に良い環境でトンボを追いかけているんだな~としみじみ感じます。観察場所は主に超・開拓者である友人や、岡山のトンボ刑事さん、地元姫路の吉村虎太郎さんらトンボ仲間のおかげですので(苦笑)、僕も今後皆さんに負けないよう、どんどんと開拓していきたいと思っています。(^^;)
なるほど、岩手から京都に来られるのですね!!ナニワトンボは播州地方の池に行けば割と普通種です。(笑)マルタンは色々と難しいですが、アオヤンマも良い産地がありますので、是非探してみてください!!(`∀´)ノ
>がっちゃんさん
本当に干からびるかと思いました。(苦笑)あの陽射しの強さと照り返しは真夏の海を思い出しました。(^^;)
泳いでいる人の視線って、結構突き刺さるモノなんですね!!(笑)特にファミリーが多かったものですから、カメラを構えて歩く場所はかなり気を遣いました・・・。(´∀`;)
オオサカはがっちゃんさんのような「ザ・生態写真」を撮りたかったのですが、小ぶりなメガネに振り回されてしまいました。(苦笑)もう一度琵琶湖を訪れて、次は産卵中の写真を撮りたいところです。
羽化殻良いですよね!!実は友人からメガネ属3種の羽化殻全てを譲ってもらっているのですが、今度は自分の力でオオサカの羽化殻を探したいところです。はたして僕は見分けられるのか・・・?(;∀;)
泳いでいる人の視線って、結構突き刺さるモノなんですね!!(笑)特にファミリーが多かったものですから、カメラを構えて歩く場所はかなり気を遣いました・・・。(´∀`;)
オオサカはがっちゃんさんのような「ザ・生態写真」を撮りたかったのですが、小ぶりなメガネに振り回されてしまいました。(苦笑)もう一度琵琶湖を訪れて、次は産卵中の写真を撮りたいところです。
羽化殻良いですよね!!実は友人からメガネ属3種の羽化殻全てを譲ってもらっているのですが、今度は自分の力でオオサカの羽化殻を探したいところです。はたして僕は見分けられるのか・・・?(;∀;)
ちは
おはようございます。写真ではなかなか、メガネ、オオサカの区別が難しいですね。
さて、昨日、姫路でお伝えした池ですが、オオルリボシがいてましたよ。
あと、カトリがずいぶんと林から離れるようになってきました。
季節はもう秋です。
さて、昨日、姫路でお伝えした池ですが、オオルリボシがいてましたよ。
あと、カトリがずいぶんと林から離れるようになってきました。
季節はもう秋です。
>虎太郎さん
メガネ属の区別、やはり捕獲してみないと判りません。(^^;)ここまで難しいとは思いませんでした・・・。(苦笑)
姫路市内って意外とオオルリボシいるんですね!!(^^)早く探しに行かなければ・・・!!そしてカトリも見られるのですが!!毎年カトリは小野市まで見に行っているので、姫路市内で見られると最高です!!早くも秋の気配ですね。
姫路市内って意外とオオルリボシいるんですね!!(^^)早く探しに行かなければ・・・!!そしてカトリも見られるのですが!!毎年カトリは小野市まで見に行っているので、姫路市内で見られると最高です!!早くも秋の気配ですね。
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