迷入アカネ探し~ゲストは僕らのルーツ~

神津島から帰ってきた翌日。かなり疲れが溜まっていたものの、迷入アカネ捜索の誘惑には敵いません。(笑)友人と共に、日本海側まで出掛けてみる事にしました。


最初のポイントには11時頃到着。この場所は昨年友人が1頭のオナガアカネを確認した場所です。

二手に分かれて早速捜索開始。辺りには多数のアキアカネらしきアカネが見受けられますが、迷入アカネの特徴をイマイチ理解していない僕は、手当たり次第に捕獲・撮影兼確認・リリースを繰り返していきます。が・・・

アキアカネ♂
こちらはオーソドックスな♂。

アキアカネ♀
♀の色違い。もはや別種に見えるレベル・・・。


見事に全てアキアカネ。(゜∀゜;)


アキ胸部のバリエーション

しかも、これだけ胸部の模様に違いが出ます。このバリエーションの多さに驚きと楽しみを覚えつつ、水田脇の水路沿いをどんどん進んでいきますが・・・

アキアカネ制止1

アキアカネ♂・・・?
この個体の胸部はナツアカネに近いような気が。

やはりどれもアキアカネばかり。

アキアカネ産卵・・・
草が被ってしまった産卵写真。(苦笑)

アキアカネも瀬戸内側では随分減ってしまった印象があるためにこれはこれで嬉しいのですが、この日の狙いはあくまで迷入アカネ。友人の方も成果が無かったようなので、移動する事にします。


次のポイントは、海岸線沿いにある水田&畑地帯。散策してみるとアキアカネは多数見られるものの、それだけ。仕方なくここから一気に移動します。


3箇所目のポイントは、トンボ屋の間では有名だという場所。再び友人と二手に分かれて散策していると・・・

アキアカネ制止2

こちらにもアキアカネが多数。

アキアカネ制止3

アキアカネ制止4

アキアカネの制止は絵になりますね。(^^)瀬戸内でもこのような光景が戻ってくるといいのですが・・・。

アキアカネを撮影していると、明らかに赤さの度合いが違う個体を発見。捕獲してみると、

ナツアカネ

ナツアカネ♂でした。(^^)アキアカネの違って胸部や額面全体まで赤くなっています。その他、アキアカネとの明確な違いは胸部の黒条を見ると判りやすいですね。

ナツアカネは上写真の個体のようにほぼ真っ直ぐスパッと断ち切れる感じですが、アキアカネの黒条は先がやや尖っています。


そうこうしている時、アキアカネナツアカネとは明らかに違う制止の仕方をする個体を発見。アキアカネは枝先に真っ直ぐ(地面と平行)に制止していますが、その個体はぶら下がるように制止したのです。


これはもしや・・・と思い、捕獲。やはり見た事がないアカネです!!タイリクアキアカネか!?と思い、急いで友人の所へ。友人の同定の結果・・・

オナガアカネ♂1


オ、オナガアカネ♂キターーー!!!(゜∀゜;)


初めてオナガアカネを捕獲出来た事に感動しつつ、パッと見で同定出来なかった為に気分は複雑。(苦笑)まさかこれほど若いオナガアカネが大陸の方から飛ばされて来ていたとは思いませんでしたしね。(^^;)


オナガアカネを発見した場所へ友人と共に戻り、辺りをうろうろしてみると・・・またしてもぶら下がるように制止する個体を発見!!慎重に捕獲すると・・・

オナガアカネ♀


オナガアカネ♀キターーー!!!(゜∀゜)


♂と違って、♀には明確な特徴と言える突き出た産卵管があるために迷いませんでした。(^^)これで見事♂♀を捕獲した事になります。

この木何の木オナガの木
オナガアカネがいた木。右奥にはアキアカネの撮影を楽しむ友人の姿が。

まだこの木に静止しているのでは、と木の周りを回ってみますが、後は皆アキアカネナツアカネでした。時折通過するシーズン終盤を迎えたオニヤンマを横目に見つつ、歩いて別の場所へと移動します。


移動した先では海からかなりの風が吹き付けており、かなり期待できそうな感じです。水路を挟む形で友人と共に捜索してみると・・・草むらから飛び出すアカネを発見!!さらに同じタイミングで、友人からタイリクアキアカネを捕獲したとの報告が!!

ならば僕が捕獲した個体もタイリクアキアカネだろう!!と思ったのですが、友人に確認してもらったところ・・・

オナガアカネ♂2

やや老熟のオナガアカネでした。(゜∀゜;)先ほどの若い個体とあまりに雰囲気が違うため、思わず別種かと思ってしまいました。(苦笑)

オナガの顔

オナガアカネの顔を改めて見てみると、マイコアカネもビックリのこの白さ!!これには驚きました。

タイリクアキ

ちなみにこちらが友人が捕獲したタイリクアキアカネ♂オナガアカネの様に腹部第7節の下方が突出しておらず、胸部もやや毛深め。顔もオナガアカネほど白くならず、並べてみてようやく違いが判りました。(^^;)難しい・・・。


しかしこの場所、アキアカネは一切折らず、オナガアカネが多数固まっていました!!

オナガアカネダブル!

結局この日、この場所の周辺で10頭程のオナガアカネを確認。しかし敏感な上に強風ですぐに飛ばされてしまうため、中々生態写真が撮影できません。かなり粘った結果、

オナガアカネ♂制止1

オナガアカネ♂制止2

オナガアカネ♂制止3
3枚とも同じ個体。

なんとか同じ個体を追いかけて上の3枚を撮影する事に成功。迷入種であるオナガアカネを捕獲・撮影出来、かなり満足です。(^^)


この場所以外にもいないかな?という事で、友人と共に水路の辺りをうろうろしていると・・・友人がナマズを発見!!」

ナマズと言えば、僕らが小学生の頃一緒に釣りまくっていた僕らのルーツとも言える魚!!捕りたいな~~という友人に賛同し、早速捕虫網で捕獲作戦開始!!(笑)

上流側と下流側に分かれてナマズを挟み、網をジリジリと近づけて追い込んでいき・・・ナマズが網を避ける瞬間に素早く網を移動、そして見事に捕獲!!

なまず!


な・ま・ず・キターーーーー!!!!!(゜∀゜)


体長およそ52cm、僕らが狙っていたサイズ(60cmオーバー)よりはやや小さいものの、立派なナマズ(♀)です!!どうやら産卵の為、水路を遡っていたようです。

あまりに見事に捕獲できた事にテンションは最高潮、これには思わず友人とハイタッチ!!(笑)

なまずの顔

実に愛嬌のある顔をしています。オナガアカネを発見した時よりもテンションが上がってしまった僕は(笑)、友人に記念撮影をしてもらってからナマズをリリース。


やはり日淡はイイ!!(゜∀゜) (・・・アレ?)


ナマズを捕獲した事によりずぶ濡れ&ややカグワシイ香りを放つ捕虫網を乾かしつつ(苦笑)、散策を続けますが・・・この後はアキアカネが見られただけ。移動する事にします。

と言ってもこの時点で既に結構満足していた上、目的の迷入種である2種は捕獲・確認済み。なので、憧れの迷入種であるスナアカネを求めて、最初のポイントに戻ってみる事にしました。が。


最初のポイントに戻る道中から雨がパラパラと降り出し、現場に付く頃には・・・超・本降り。

天気予報(雨雲の動き)を見ると、なんとピンポイントでこのポイント周辺だけ雨雲がかかっているではないですか!!これにはゲンナリ。


回復する兆しもないので、迷入種捜しはこれにて終了。この後は友人の提案で一気に移動し、ネアカポイントへ行ってヤゴの状況を見てみる事にしました。


ネアカポイントに到着してまず目に入ったのは・・・

キノコの山・・・


大量のキノコ。((((゜Д゜;)

見た目的に何となく食べれそうな雰囲気ですが、そんな勇気もないのでスルー。(苦笑)友人がガサ入れするという事で、様子を見ていると・・・そこは流石の友人。

ネアカヤゴ

僅か2網目でネアカヤゴを捕獲して見せてくれました。(^^)

オオアオ

僕の方は林の方でオオアオイトトンボを発見。この場所では初確認です。

夏場に水が無くなっていた湿地の方を見てみると、

ミズワラビ群生

なんとミズワラビが群生していました!!今や貴重な在来水草となってしまったミズワラビですが、この場所にはビッシリ。なんだか嬉しくなりました。(^^)

さて、友人はこの場所でネアカヨシヤンマ・ヤブヤンマ・コサナエのヤゴを探す、と言っていましたが、

ヤブヤゴ他
ヤブヤンマ、コサナエのヤゴとドジョウ。

コサナエヤゴ
コサナエヤゴ。

オオイトらしきヤゴ
オオイトトンボと思しきクロイト属のヤゴ。

まさしく有言実行!!短時間で狙いの全てを捕獲するというスゴ腕を見せてくれました。(゜∀゜)

ネアカヤゴは合計4頭捕獲したそうですが、

ネアカヤゴ比較

脱皮直前の細長くなった個体(写真左)も混じっていました。体型の違いが面白いですね。


辺りも薄暗くなってきたので、これにて終了としました。



この日確認したトンボ(成虫)は、アオモンイトトンボ・アジアイトトンボ・クロイトトンボ・オオアオイトトンボ・ギンヤンマ・オニヤンマ・アキアカネ・ナツアカネ・オナガアカネ・タイリクアキアカネ・ネキトンボ・シオカラトンボ・ウスバキトンボ・コシアキトンボの計14種。


狙いの迷入アカネを2種捕獲・確認出来、ナマズも捕獲できたので大満足です。(笑)


さて、この日オナガアカネ・タイリクアキアカネという2種が新たにリストインした為、僕が確認した近畿地方のトンボは合計90種、今年の目標数達成となりました!!(^∀^)


近畿のトンボ図鑑に掲載されている103種の残りは、


・マダラヤンマ

・アオビタイトンボ

・コモンヒメハネビロトンボ

・アメイロトンボ

・ハネビロトンボ

・スナアカネ

・マダラナニワトンボ

・タイリクアカネ

・ヒヌマイトトンボ

・ベッコウトンボ

・ナゴヤサナエ(一応目視で確認している)

・ホンサナエ

・ミヤマサナエ


以上13種となり、その内マダラヤンマ・アオビタイトンボ・コモンヒメハネビロトンボ・ベッコウトンボが近畿地方で観察できません。

アメイロトンボ(迷入時期ハズレ)・ハネビロトンボ・スナアカネ・マダラナニワトンボはまだ可能性があるため、今後も捜索を続けたいと思います。

ホンサナエ・ナゴヤサナエ・ミヤマサナエ・ヒヌマイトトンボは今シーズン空振りしてしまった為(産地特定済み)、来シーズンは確実に観察しておきたいところ。


タイリクアカネ(友人が産地特定・観察済み)は今シーズン確認出来る可能性が高い為、何としても観察しておきたいところです。


次回はそのタイリクアカネを見に行くか、オオキトンボ他アカネ属を地元で探したいと思っています。(^^)

コメント

オナガアカネ、私も同定できないと思います。
特にオスは・・・。
今日、過去にスナアカネの記録がある海岸部に行って、
まじめに探さずマイコさんを撮ってました・・・。
オナガは太平洋側は厳しいのでうらやましいです~。

タイリクアカネは愛知にいないので、
2年前に神戸まで行きましたよ。
埋立地のとある住宅街の真っただ中、
しかも人工的な川にお住まいで驚きました。

オナガアカネ♂♀捕獲、おめでとうございます!!
顔、白いいんですねぇ〜何だか意外な感じです。
タイリクアキ、師匠から胸が毛深いいうことは聴いて
おりましたが噂に違わぬ・・・ですね。

待てど暮らせど探せどアキアカネ、おりません。
今年も見れず終いか!?えらいこっちゃです。

>がっちゃんさん

レス遅くなってすみません。(^^;)

昨日もオナガアカネを見てきたのですが、ようやく特徴が判って来たような気がします。(苦笑)スナアカネが見られなかったのが残念です・・・。
マイコアカネの写真いいなぁ・・・僕もシーズンが終わるまでに撮りに行きたいです。(^^)

タイリクアカネですが、産地は特定できているんですが・・・なんせ車で入り辛い場所なので敬遠しがちです。(苦笑)週末、天気が良ければ探しに行ってみます!!

>デカ

遅くなりました。

オナガアカネ、顔白いですよ~。体型的にもパッと見はヒメアカネ似ですが、昨日もかなり沢山の個体を観察した結果、飛び方でオナガアカネと判断できるようになりました。(笑)

タイリクアキですが、実物を見て見るとやはりアキアカネとは似て非なる存在でした。かなりゴワゴワした毛を持っていたので、野武士の風格です。(違)

アキアカネ、やはり瀬戸内側では減っていますよね。(>_<)日本海側は物凄い数が出ていますが・・・。県外捜索で兵庫県捜索などいかがですか??(笑)

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ProfessorOGI

管理人:ProfessorOGI

姫路でギター講師をやっている、釣り・トンボ大好き人間です。音楽ジャンルはロック・ラテン・フォークなどなんでもござれ。

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