最近のラーメン事情~食べてみるまで判らない~
2013.04.10 - Wed
先日衝撃の醤油ラーメンに出会った僕ですが、他にも食べ歩きをしていたので、今回はそのラーメンをご紹介したいと思います。
希望軒 姫路御着店:希望軒ブラック大盛り
先日有川氏とリハーサルを行なう前に希望軒に立ち寄ったのですが、そこで希望軒ブラックなるメニューを発見。普段希望軒では塩か普通のラーメンを食べているので、気になって注文してみました。
味的には「なんか色々と濃い味」。醤油ラーメンではありますが、焦がした醤油のような味がします。そして塩味自体も濃く、味もどちらかというとややクドイ感じ。(苦笑)下の上に雑味も残る感じで、スープを飲むのはちょっとキツイです。
麺も普通の希望軒ラーメンの麺に、いつもと変わりないチャーシュー。こういうスープにするなら麺やチャーシューにも一手間加えて欲しいな、と思ったのは高望みしすぎなのでしょうか・・・。
ちなみに希望軒は海苔入れ放題なので、この海苔を入れると「中々イケルかも?」と思えたのは、やはり濃い口の醤油ラーメンだからなのでしょうか。(笑)
が、これを注文するなら普通の希望軒ラーメンを食べるか、有川氏が食べていた鳥白湯ラーメンの方が美味しそうでした。(^^;)全体としては中の中、「普通」というよりは「もう少し工夫できるよね?」といった評価です。

まこと屋 箕面牧落店:牛醤ラーメン(博多細麺の固め・ネギ多め)
以前心斎橋辺りで師匠と食べたまこと屋ラーメンが非常に美味しく、今回もその味を求めて箕面牧落店を訪れました。食べログによると伊丹の方にある支店よりもこちらの方が遥かに評価が高かったので期待したのですが・・・なんかしょっぱかったです。(苦笑)
味としてはやはり「旨いスープ」であることに間違いは無いのですが、訪れた時間が21時半と遅めだったせいかスープが煮詰まりすぎたような感じのくたびれた味になっていたのです。そりゃしょっぱいですよね・・・。盛り付けが雑なのも少しマイナス点。
ただ博多細麺にマッチするこのスープ、通常時は本当に旨いのです。旨いはずなのです。(苦笑)クオリティが落ちていたとはいえ、味の評価としては中の上。ちゃんとした時間に来ればもっと美味しいのが食べれたのかもしれません。
ちなみに彼女は鶏醤ラーメンを注文しましたが、こちらは輪を掛けてしょっぱい味・・・というか色々と濃すぎ。彼女の舌には全く合わなかったようで、中の下という評価でした。(苦笑)

栄太呂ラーメン 英賀保駅前店:味噌ラーメン+味玉(+チャーハンのセット)
先日の仕事前、生徒であり友人であるHさんと共にラーメンを食べに行く事に。そこでHさんオススメだという栄太呂ラーメンを訪れ、一番オシであるという味噌ラーメン&チャーハンのセットを食しました。
ところが・・・Hさん本当に申し訳ありません、僕の舌には全く合いませんでした。(泣)先に運ばれてきたチャーハンはそこそこ美味しかったのですが、肝心の味噌ラーメンはというとですね・・・。
まずスープがインスタントのような味。そう、サ〇ポロ一番と似た(?)味だったのです。ただそれよりも少し焦げくさい感じの香りがしていて、この時点でちょっと引き気味な僕。なんのダシなのか判らないほど焦げ味噌の味がMAXだったのです。
麺はいたって普通の中細麺。この手の味噌ラーメンには中太縮れ麺と考えていた僕の口の中には違和感しか残りません。
そして具。チャーシューも特筆すべきところは全く無く、トッピングした味玉に至っては・・・なんか普通のゆで卵を食べているような感じに。(苦笑)味噌スープの味がくどすぎて、味玉の味をかき消していたようです。そして一番謎なのは・・・海苔。
味噌ラーメンに海苔は流石に合わないと思います・・・。
評価的には・・・出てしまいました。下の上。正直もう一度来る気が全くおきません。(苦笑)味噌ラーメンといえばみつか坊主という超名店を知ってしまっている僕にとって、ハードルが凄く高いのかもしれませんが・・・。

手打ち麺やす田(新大阪):イリコ塩
愛用のラーメン本にて「塩ラーメン部門 グランプリ」を取っており、さらに食べログでも3・6を超える評価のお店です。仕事後に彼女と共に自転車で食べに行ってきました。
が。まず接客に問題があると思われます。ここからは店員さん(奥様?)との会話。
僕「塩一つと、あと大盛りって出来ますか?」
店「すいません、やってないんです・・・」
僕「あ、では替え玉って出来るんですか?」
店「すいません、替え玉もやってないんですよ・・・」
と、ここまでなら「あぁ、ラーメン1杯にトータルな面で自信があるのか」と頷けます。問題はこの後。
僕「そうですか。では普通盛りでいいんで塩をもう一つと、焼き豚丼(小)を一つお願いします」
そしてしばらくして出てきたのは・・・何故か塩ラーメン1杯。あぁ1杯ずつしか作れないパターンなのか、どうしたものかと思っていると・・・彼女が先に食べるように進めてくれました。お言葉に甘えて先に食べ始めた僕ですが、その後しばらくして出てきたのは・・・豚丼のみ。
おかしいと思い店員さんに訊く僕。
僕「すいません、塩2つで通っていますよね?」
店「え?いや、さっき1つって・・・」
・・・は?(゜Д゜)
そもそも19時過ぎという晩飯時に二人で来店しているのに、ラーメン1杯なワケがない・・・と思うのは僕だけでしょうか??しかもいかにもこちらに過失があるといったその言い方は、接客としてどうなんでしょうか?
僕「いえ、塩ラーメンはもう一つ、と言ったんですが・・・。」
そして慌てて奥へ走り去っていく奥様。
晩飯時に二人で来店してラーメン1杯のオーダーなんておかしいですから、「変だ」と思った時点でオーダーを復唱すべきと思うのは僕だけでしょうか??(゜∀゜♯)
そして肝心の味。これで飛びぬけて旨ければ、別に問題なかったのですが・・・。
まずスープ。イリコ塩というだけあって、確かにイリコの香りと味がします。スッキリサッパリしている塩スープです。・・・スッキリし過ぎている気がします。(苦笑)
そして代名詞とも言える手打ち麺。なるほど、これは確かに旨い。麺はかなり太めの縮れ麺で、手打ちならではといった感じ。モチモチした歯応えと小麦の旨みがあり、納得の味です。
・・・しかし。ラーメンにおいてこの超独特とも言える麺に対し、スープは・・・スッキリしすぎではないでしょうか。魚介の味が強く出たこの味は。そう、ラーメンというより中華そばスープそのものなのです。
この中華そば系スープにクセの強い太麺。さらに超ラーメン系チャーシュー(やや薄味で旨い)、たっぷりのネギにメンマ。ハッキリ言って・・・かなりアンバランスです。これほどに旨い麺なら、スープはもっとコクがあってパンチの効いた塩スープの方が合うのでは・・・そう思えてなりません。
塩ラーメンを食べた彼女は・・・「・・・パスタみたい」と言っていたのですが・・・これは当たらずとも遠からずかもしれません。(苦笑)
これでは判断しづらいと思い、僕はカツオ醤油もオーダー。

手打ち麺やす田(新大阪) カツオ醤油
こちらは・・・なんだかさらに残念な味。ラーメンの醤油スープというより、和食の醤油味スープといった感じなのです。追いガツオを加えているせいで、スープはカツオの味一色。和のスープにラーメン系具材&麺が浮いているという感じで、相当にミスマッチです。
食べ進めていくとスープにコクが感じられず、お吸い物とパスタ麺を食べているような感じになってきました。これは正直、かなり勿体無いように思えます。和テイストにするなら徹底的に和風中華そばにした方がいいように思います。
味としては塩=中の中、醤油=中の下。どちらも「普通」ではなく「工夫の仕方がちょっと違う気がする」という意の評価です。麺単体なら旨かったので、こんな感じの評価になりました。
しかし。正直なところ、何故この店がグランプリを取り、尚且つ食べログで高評価を得ているのか、僕には不思議でなりませんでした。やはり実際に訪れて食べてみるまで判らないものですね。
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結構な店を食べ歩いてきましたが、それぞれの暫定トップは・・・
塩=塩元帥総本店 西中島南方
醤油=人類みな麺類 西中島南方
味噌=みつか坊主 豊中・蛍池
豚骨=山頭火 京都三条店
中華そば=高安 京都一乗寺
こんな感じになっています。
山頭火は「塩とんこつ」なので、純粋な「豚骨ラーメン」が美味しい店をそろそろ探さないといけません。また、各店を越える「旨い塩」「旨い醤油」等に出会えるのか、若干心配でもあります。(苦笑)
今後もどんどん食べ歩いていきたいと思います!!(゜Д゜♯)ノ
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