ハチ北は寒かった・・・気温下降線

今日は2週間ぶりのトンボ採集。そしてちょうど一カ月ぶりのハチ北遠征です。

前回訪れた時は、ルリボシヤンマ・オオルリボシヤンマ・ミルンヤンマ等、美しいトンボを数多く確認できましたが、はたして今日はどうか。

というのも、前回はまだ夏日が続いていたので、気温も30度以上。夏のトンボ達にとっての適温でした。

一方今日は、雨のせいもあってか前日から急に気温が下がり、最高気温21度。これは秋のトンボにとっても低い気温です。そんな心配をしつつ、ハチ北を目指して友人の運転する車で播但道に乗り、昼頃にハチ北到着。

と、道路標識下の電光掲示板の気温計を見ると・・・

18度。(゜Д゜)

いやいやいや、標高があるとはいえ、いくらなんでも寒すぎじゃないか。これじゃ11月の気温と変わりないな・・・長袖着るか・・・網振りにくいからヤダな・・・(´д`)・・・などと言いながら、目的の枯れ池へ。相変わらずクマ出没注意の看板があるため、デジカメ用安物三脚をカンカンと鳴らしながら進みます。

まあ、意味があるとかないとかの問題ではなく、気持ちの持ちようですが(苦笑)。

そうしている内に、枯れ池到着。雨の影響で、少し水が増えています。すると到着した僕らの真横を、何やらトンボらしき影が通り過ぎました。

やはりこのポイントはいるぞ!という期待に胸を躍らせ、トンボのいなくなった池(熊遭遇の危険のある場所)でしばし待ってみたのですが・・・

トンボ、一切現れません。

もう内心ビビリまくりです・・・(((゜д゜)))。しゃがみ込んでトンボを待っている間も網は友人に任せ、臆病者の僕は効果を信じて、ずっと三脚をカンカンと叩き続けていましたが(笑)。

このしょうもない作業でラテンのリズム(3-2)を取ってしまう僕は、やはりギタリストなのかもしれません(笑)。

仕方なくこの場所を諦め、以前ルリやオオルリ等を捕獲した湿地へ。

前回来た時はタカネトンボ♂が沢山いて、あちこちで喧嘩をしていたのですが・・・今日は1匹もいません。タカネトンボのシーズンは10月までなので大丈夫かと思っていたのですが・・・どうやら気温が下がったせいで、いなくなってしまったようです。

と、横を見ると、なにやらイトトンボらしき影。この場所ではイトトンボを捕獲したことが無かったため、もしや新種の何かか・・・そう思い捕獲してみると。

オオアオイト Blog

オオアオイトトンボ♂でした。メタリックなエメラルドグリーンのカラーがとても美しいイトトンボです。以前地元の野池で捕獲したと思っていたのですが、実物を見てみると色合いが全く違いました。どうやらアオイトトンボの老熟個体と、オオアオイトトンボを間違えていたようです(^^;)

なので、リストの種類数は増えませんが、新種を1種ゲットです!!(^^)

そして湿地で息を殺して待っていると、ようやく上空からオオルリボシらしき個体が降りてきました!

一発目ということで友人にお願いしたのですが、珍しく空振り。では交代、ということで、次は僕が網を振る事に。慎重に慎重に・・・と、自分の「確実に捕獲できる範囲」まで飛んでくるのを待ちます。一度は別の個体を追って奥へ飛んでいきましたが、すぐに戻ってきました。今度はさらに近くに来ます。別個体を追い払って安心していたのでしょうか。一息に網を振る僕。するとなんと一発で捕獲!! いつもとは構図が逆です(苦笑)。

ルリボシ♂ Blog
ルリボシヤンマ♂背面

オオルリボシかと思って捕まえたのは、ルリボシヤンマでした!!(^^)そう、このヤンマを見るために、僕らはここまで来たんです。以前捕獲したものよりも胸部がガッチリしており、黄色味も少し薄い成熟個体でした。腹部先端、尾の先近くまで青い模様が入っていて、とても綺麗です。翅を広げると20㎝近いので、迫力もかなりあります。

前回は指の上に乗せたカットを撮れなかった為、指に乗せてみよう!ということになり、脚を指で軽く挟んで撮影してみました。↓

ルリボシ横 Blog

複眼の色・胸部の模様・大きく広げた翅・腹部の模様までしっかりと写りました。目的の写真が撮れた僕のテンションは上がりまくりです。

が、この後悲劇が

いつもそうなんですが、テンションが上がると、トンボでもイカでも、相手が「武器を持っている」という事を(一時的とはいえ)忘れてしまうんですよね。

なので。

トンボが肉食昆虫、つまり強靭なアゴを持っていて、噛まれるリスクがある事もちょっと頭から飛んでいたようです。写真にもしっかりと写っている、その強靭なアゴで・・・

中指をガブッとやられました(×Д+;)(笑)。

しかし噛まれても意地でも離さないのがトンボ野郎の証!!(`д´)なんとか手の向きを変え、危機を脱しました。そして、ちゃんとした形で「逃がし」ました。

この後しばらくは指がヒリヒリしていましたが・・・(苦笑)。

ルリボシヤンマを無事捕獲したため、次はオオルリボシヤンマだ!

・・・っと意気込んだのは良いのですが、中々トンボがやってこない。どうやら気温が下がったことが、予想以上に悪影響を与えているようです。

この湿地の上の方にも池がありそうな雰囲気だったので、二人で山のハイキングコースを登ってみることに。すると、素晴らしい環境の小川と、湿地状に水が溜まった場所を発見。

しかし、ここにもトンボはいません。

7月に来ればハッチョウトンボ等が生息していそうですが、生憎と今日は10月。しかも急激な気温の変化で、11月並みの気温です。この場所も諦めて、下の湿地へ戻りました。すると、ハイキングコースを降りた瞬間に、前方からオオルリボシらしき影が!!

思わず「うおーーー!!」などと意味不明な叫びを大声であげながら力んで網を振る僕。

当然のように逃げられました(苦笑)。やはりチャンスの時こそ平常心、ですね。少しでも「今日は好調だから捕れる!」と思った自分が情けないです(^^;)。このポイントはしばらくダメだろうと見切りをつけ、13時半頃昼食の為に一度山を降り、そのまま別の池に行くことに。そう、前回オオルリボシが平地のギンヤンマのごとく飛びまわっていたポイントです。

が。電光掲示板の気温計を通りすがりに見てみると、

16度。(゜Д゜)

さっきより下がってますやん・・・。しかし、凹んでばかりもいられません。オオルリボシは元々東北地方など、涼しい地域に多く生息するトンボ。なので、少し寒くても大丈夫だ!と、自分たちに暗示をかけつつ進みます。到着した池は・・・

何もいない・・・(゜Д゜)

こちらの池も水量がかなり増していました。以前歩けた池の畔が、完全に水没しています。どうやら散策すら不可能の様子。そして池の畔は寒い・・・。北風に吹かれ、自分たちが高標高地に来ていることを実感させられます。

仕方なく元の湿地に戻ることにしました。が、友人の「湿地の反対側には、良いポイントは無いだろうか?」という提案により、今度は目的地の湿地に反対側から向かう事にしました。

極度の方向音痴の僕は、もう自分がどちらを向いているかすらわかりません(笑)。

山道を抜け、開けた道路から田んぼの畦道に入り、さらにしばらく車を進めると・・・。ありました。友人の予想通り、ポイントになりそうな廃棄田!!何やらアカネ属が飛んでいます。

早速車から降りて捕獲したのは・・・↓

ミヤマアカネ ♂ Blog

僕の大好きなアカネ、ミヤマアカネ♂(成熟)でした!!腹部から胸部・頭部(額面)までが真っ赤に染まり、縁紋は紅色、そして翅に茶褐色のバンド。見事な色です。このアカネはいつ見ても綺麗です(^^)。兵庫県では貴重な種なので、山奥に行かないと出逢えません。

横で網を振った友人が捕獲したのは・・・↓

アキアカネBlog

こちら秋の代名詞、アキアカネ(♀)です。成熟個体のようで、腹部の下半分が黄色っぽい色、上半分が赤と、見事なツートンカラーになっています。この場所でしばらくアカネ属観察を楽しんだ後、元の湿地へ戻ることに。

地図を全く見ずにヤマカンで道を走る友人。初めて来る山の中、分かれ道が何本あってもお構いなしです。結局一度も迷うことなく、見事反対側の道から湿地に到着しました。

君の方向感覚、少しでいいから分けてくれ・・・(~д~)(笑)。

16時頃湿地へ戻ってきたのですが、相変わらずオオルリやルリの姿が見当たらない。ではミルンヤンマはどうか?ということで、以前ミルンヤンマがいた細流を見て回ることに。

すると、少し離れた場所から友人の声。友人はもう捕獲済みですが、僕はまだミルンヤンマを自分で捕獲していないのです。慌てて友人の所へ。友人が指さす先に、緩やかにホバリングするミルンヤンマの姿が!!ここも慎重にギリギリまで近づき、無事一発で捕獲!!

ミルン Blog
ミルンヤンマ♂正面

今日は正面からのカットを載せてみました。このヤンマ、とにかく複眼の色が綺麗なんです。上半分はライトグリーン~深緑色。複眼の中心付近は縁取りのある濃いコバルトブルー。胸部や口元の黄色と相まって、とても美しく見えます。

と、ミルンを観察していた僕の眼前を、猛スピードで横切る影!それに合わせて猛スピードで網を振る友人。無事一発捕獲に成功したのは、こちらもミルンヤンマの♂でした。

直後、どういうわけか次々とミルンヤンマが飛んできます!1匹♀も混ざっていたようなので、その個体を探します。その道中で見つけた♂2匹を、それぞれ一発で捕獲する友人。ミルンヤンマは特有の飛び方・ホバリングをするので、採集するのがちょっと難しいのですが・・・お構いなしの腕です。

しかしこのミルンヤンマラッシュもすぐに終わってしまったので、最後に以前ナツアカネミヤマアカネの成熟個体を多数確認できた氷ノ山へ向かう事に。

その道中で見た気温計は・・・

15度(゜Д゜)。

どんどん下がっています。これはヒドイ・・・。

日没間際に到着したポイントは、草が刈られて何もいませんでした。当然気温もかなり低く、とてもトンボが飛ぶような状況ではありません。


今回は仕方なくこれにて終了という事にしました。そして、帰り道に播但道で確認した気温は・・・


14度(((((゜Д゜)。 一体今日はどこまで下がるんだ(苦笑)。

この日確認できたトンボは、捕獲したのがオオアオイトトンボ・ルリボシヤンマ・ミルンヤンマ・アキアカネ・ミヤマアカネの5種。姿を確認したのがオオルリボシヤンマ・オニヤンマ・ウスバキトンボ(平地のコンビニ付近にて)の3種。

種類・捕獲数こそ少ない1日でしたが、寒い中美しい種ばかりを綺麗に写真に収めることが出来たので、まあまあと言えそうです。

次回は平地でカトリヤンマを狙う予定です!!(^^)

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管理人:ProfessorOGI

姫路でギター講師をやっている、釣り・トンボ大好き人間です。音楽ジャンルはロック・ラテン・フォークなどなんでもござれ。

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