今年のトンボ採集総括~目標まであと一歩でした~

このところ、バタバタした日が続いています。
さすがに師走。いや、まだ「師」なんて器ではないのは自覚していますが(笑)、それでもやはり忙しい(ような気がする)。

気がつくと年末の大掃除もしないといけないし、年賀状も用意する時期です。大掃除ついでにまた部屋の模様替えをしようかとも考えるのですが、そうするとさらに時間が・・・。まとめてやらずに、毎日コツコツとやっておけば、目を回さずに済むのでしょうね(苦笑)。


さて、今年も残すところあと3週間余り。このブログを開設して約4カ月ですが、その間に約800人ほどの方がこのサイトを訪れてくださいました。本当に感謝、感謝です。僕の趣味の事を書き続けてきたブログですが、一旦「総括」と称した記事を書こうと思います。

本日は、「今年のトンボ採集総括」。

このブログを開設する前からやっていた、トンボ採集。
よく訊かれるのですが、そもそも何故僕と友人はトンボを追いかけるのか?答えは簡単。

そこにトンボがいるから。(゜Д゜)(笑)


僕は昔、虫捕り大好き少年だったんですね。5歳のころの「将来の夢」は昆虫博士。当時は図鑑を読み漁り、毎日のように網を持って虫捕りに出かけたものです。主な獲物はセミとバッタ。ミンミンゼミトノサマバッタが大好きでした。父や母に連れて行ってもらい、とにかく虫カゴがいっぱいになるまで走り回っていました。

当時、その「ついで」とばかりに捕まえていたトンボはわずか数種類。シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、ウスバキトンボなど。小さな子供にも捕まえられるトンボなんて、そうそういなかったんです。しかし、小学校高学年になって自転車に乗り出すと、徐々に活動範囲が広がり、捕獲できる種類も増えました。

ギンヤンマ、コシアキトンボ、ハグロトンボ、ナツアカネ、アキアカネ、オニヤンマ。そして当時は名前をよく知りませんでしたが、セスジイトトンボホソミオツネントンボヨツボシトンボや数種のアカネ属も捕まえていたように思います。そんな中で特に、オニヤンマが捕れた日にはもう大喜びでした。

そして小学校低学年の頃、学内で一緒に虫捕りをしたり、高学年になって一緒に釣りをしていたのが、今一緒にトンボ採集に行っている友人です。たまに会話で出ることがあります。

僕ら、昔からな~~んにも変わってないな」と(笑)。

その友人が、今年の初夏に言った「ちょっと山奥までトンボ探しに行ってみない?」という一言がきっかけでトンボ採集を始め、のめり込む事になったのです。


一度目の採集は5月末。揖保川まで川釣りに行った後、ぶらっと周辺を散策してみたのが始まりです。

が、当時は真剣にトンボを研究する前だったため、ギンヤンマ・ハグロトンボくらいしか見つけられず。今思えばサナエ属の絶好のシーズンだったんですが(苦笑)。

転機は2度目(早!)。友人が昔「少し変わったトンボ」を見かけた事があるという、兵庫山奥の、少し開けた小河川へ行きました。そこで捕獲したのが「変わったトンボ」ことコヤマトンボ♂です。眼は濃いエメラルドグリーンに輝き、フサフサした体毛。ややガッシリした体格に、黄色とメタリックグリーンの胸部。今まで見たこともないトンボでした。エゾトンボの仲間ということを知ったのは、採集後図書館にて図鑑を確認した後でした。

6月のトンボ
写真左:コヤマトンボ。中央:コオニヤンマ。右:オジロサナエ。

写真中央は、(今思えば超・普通種の)コオニヤンマ。頭は異常に小さく、脚は異常に太く・・・。ものすごく特徴的なトンボです。「オニヤンマ」の名がついていますが、全くの別種。ヤンマでもなく、サナエ属です。写真右はオジロサナエ。イトトンボ以外で、こんなちいさなトンボを見たのは初めてだったので、かなり驚いたのを覚えています。このオジロサナエコオニヤンマが同じ仲間だなんて、未だに信じられません(笑)。

これに気を良くした僕らは、図鑑・デジカメを購入、本格的にトンボを探すことにしたんです。


7月は2度採集へ。とにかく山奥を攻めてみました。その時既にかなりの専門知識をつけていた友人の予想の元、ミヤマカワトンボを探して宍粟へ。そして見事捕獲!(下写真)この時、上空を旋回していたヤンマがなんだったのか、今でも気になるところです。おそらくはヤブヤンマ♂だと思うのですが、来年も同じ場所を攻めなくては・・・。

7月のトンボ
写真左上:ミヤマカワトンボ♂。右上:クロスジギンヤンマ♂。
左下:グンバイトンボ♂。右下:キトンボ。


写真右上はクロスジギンヤンマ。以前の記事にも書いた通りで、とにかく飛ぶのが速い。ギンヤンマの飛行速度は約60㎞/hなんですが、クロスジギンヤンマは明らかにそれを上回ります。来年こそは、自分で捕獲した個体の写真を撮りたいものです。
左下はグンバイトンボ、兵庫県Bランクの貴重種です。友人が偶然にも産地を発見したのですが、このトンボはいまや超・貴重種。来年も同じ場所で見られることを祈るのみです。右下はキトンボ。こちらは僕が偶然捕獲した1匹で、メインシーズンの秋には1匹も見つけられず・・・(哀)。


8月は、休みを潰して4回採集へ。氷ノ山まで遠征したのも8月です。そしてこの時には、僕の採集の腕もやや上がっており、実に沢山の種類を確認することができました。その中で印象に残っている種は、下写真の4種。

8月のトンボ
写真左上:ミヤマアカネ♂。右上:ヤブヤンマ♀。
左下:マルタンヤンマ♀。右下:オオヤマトンボ♂。


ミヤマアカネを見たい」と言った僕に対し、友人の返答は「氷ノ山へ!」。その言葉の通り、氷ノ山はミヤマアカネだらけ。ナツアカネ、アキアカネ(共に未成熟個体)も多く生息しており、今となっては貴重になってしまった「アカトンボの群生」を見ることが出来ました。

マルタンヤンマは何度か記事に書いている通り、とても美しいトンボです。♂を捕獲・観察することが、来年最大の目標です。

オオヤマトンボは、僕が採集を最も苦手とする相手。(それほど速くないスピードで)一定軌道のコースをパトロールするトンボなんですが、網がギリギリ届かないところをかすめるように飛ぶのが上手いんです。しかも一度ミスするとどこかへ行ってしまう・・・。そしてとにかく網を避けるのが上手い。今シーズン、僕が捕獲したのはわずか3匹成功率は10%にも満たないでしょう・・・。対する友人はオオヤマトンボ採集を得意とし、成功率はおそらく90%越え。捕獲した数は・・・比較にもならないのでやめておきましょう!(笑)

また8月は、ノーマークだった近所の池もすごいことに。黄昏時になると、ギンヤンマの群飛が見られるのです。そしてその中には、写真のヤブヤンマも。 こちらも♀しか捕獲できていないので、来年は美しい♂を捕獲するのが目標です。


9月に入り、トンボシーズンは夏種&秋種が混ざった絶好のシーズンに。4回採集に行っています。

9月のトンボ
写真左上:ルリボシヤンマ♂。右上:オオルリボシヤンマ♂。
左下:タカネトンボ♂。右下:コシボソヤンマ♂。


一番の収穫は、なんといってもハチ北遠征。友人が素晴らしい場所を発見したおかげで、数多くの新種に出会うことが出来ました。最たるのはやはりルリボシヤンマ&オオルリボシヤンマタカネトンボ。初めて見たときは、手が震えたものです。おかげでブレ・ピンボケ写真を撮りまくり・・・(笑)。わざわざ遠征したかいがありました(^^)。

そして、僕らに衝撃を与えたのがコシボソヤンマ。加西に生息しているという情報を元に探していたのですが、最初に見つけたのは珍しく僕。そう、いつも友人が先にポイントを発見・捕獲、僕が写真撮影というのが当然の流れだったんです。
僕が初めて先に捕獲することが出来たコシボソヤンマのフォルムは、驚愕の一言。

腰が細すぎる(゜ロ゜;(笑)。

こんなトンボが存在しているということに、大きな衝撃を受けました。


10月は秋シーズン。ヤンマ属はかなり減ったものの、アカネ属を数多く見かけ、実りのシーズンとなりました。3回採集に行っています。

10月のトンボ
写真左上:ナニワトンボ♂。右上:ネキトンボ♂。
左下:ミルンヤンマ♂。右下:カトリヤンマ♀。


ナニワトンボは9月から生息していましたが、10月になると一気に数を増やしました。準絶滅危惧種だけに、数が増えると嬉しいですね。カトリヤンマは、シーズンインした8月から探していましたが、加西・加東市でようやく発見。図鑑で見るよりもはるかに美しく、感激しました。捕獲に失敗して妙な声をあげたのもこの時でした(笑)。

ミルンヤンマは飛ぶのが巧いトンボ。9月にハチ北で友人が捕獲し、後れをとること1カ月。僕も再び訪れたハチ北にて捕獲成功。眼の色合いは、おそらくピカイチではないでしょうか?ネキトンボは個人的に大好きなアカトンボです。ボディの色合いもさることながら、翅の付け根の色がすごい。何度見ても飽きません。


そしてシーズン終盤、11月。さすがに1回しか採集に行けませんでした(^^;)。

11月のトンボ
写真左上:マイコアカネ♂。右上:コノシメトンボ♂。
左下:ナツアカネ♂。右下:オオアオイトトンボ♂。


マイコアカネは苦労しました。10月から本格的に探していたのですが、リスアカネマユタテアカネは数多くいるのに、マイコアカネだけは中々見つからず。キトンボを探して立ち寄った加西・小野方面の池で、(この種も珍しく)僕が先に捕獲しました。捕獲した時には、顔の白さにかなり驚きましたが。

コノシメトンボも苦労した種。♀は捕獲していたものの、どうしても♂が見つからない。しかし、こちらもキトンボを探していた際に無事捕獲できました。
肝心のキトンボは、上記写真の未成熟個体を1匹捕獲しただけでシーズンを終える羽目に(苦笑)。
ナツアカネは、未成熟個体は多く見ていたものの、成熟した♂には中々出会えませんでした。10月に捕獲したのを皮切りに、あちこちで成熟♂を確認。やはり時期がかなり大切なようです。オオアオイトトンボは、10月にハチ北で確認した後、気温が下がってきてようやく低地でも見られるようになった種です。エメラルドグリーンのメタリックなボディが美しいイトトンボですね。


こうして、僕らのトンボシーズン2010は終わりました。捕獲・確認した種は、
カワトンボ科2種、イトトンボ科12種、ヤンマ科9種、サナエ科6種、オニヤンマ科(一属一種)1種、エゾトンボ科3種、トンボ科9種、アカトンボ科12種と、実に計54種類。目標の55種類まであと一歩及びませんでしたが、非常に充実した楽しいものとなりました。山の中を歩き回ったおかげで、随分体力もついたような気が・・・。

サナエ科やカワトンボ科は主に春に出現するトンボなので、生息地などが把握できている分、来シーズン苦労せずに済みそうです。問題なのはエゾトンボ科。残っているのはトラフトンボ、エゾトンボ、ハネビロエゾトンボ、キイロヤマトンボの4種類。トラフトンボは生息地の予想がついているのですが、その他がつらい・・・。なんせ兵庫Cランク2種、Aランクが1種。かなり苦戦が予想されます。

あとは、捕獲不可能と思われる絶滅危惧種達(兵庫Aランク含む)。アオハダトンボ、ベニイトトンボ、ヒヌマイトトンボ、ヒラサナエ、ベッコウトンボ、マダラナニワトンボ等です。これらはなんとか姿を確認して、写真に収めたいところです。Bランクであるコバネアオイトトンボオオキトンボ、モートンイトトンボ、ホンサナエも難しそう。


コンプリートするのは簡単な事ではありませんが、
なんとか来年、出来なくても再来年。全種類写真に収めることを目標にしたいと思います!!(^^)

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管理人:ProfessorOGI

姫路でギター講師をやっている、釣り・トンボ大好き人間です。音楽ジャンルはロック・ラテン・フォークなどなんでもござれ。

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