本流種はどこに?~やはり難しい河川中流種~

またまた行ってきましたガサ入れ
この日は午後から仕事があり、尚且つ翌日大阪でレコーディングということで、早朝から出発することにしました。

・・・とその前に、前日に近所の池で捕獲したヨシノボリを。

トウヨシBlog

捕獲した当初は、短い吻部・第一背鰭の模様・色等から、この辺りには生息していないトウカイヨシノボリウシヨシノボリ)かと期待したのですが、日淡会の西村氏によると、これはいわゆる「シマヒレヨシノボリ(トウヨシノボリ縞鰭型)」だそうです。多くのバリエーションがあるヨシノボリ、改めて研究したくなってきました。


翌日・日曜日。本日の狙いは河川本流に生息するサナエ類。ホンサナエ(兵庫B)、キイロサナエ(同C)、アオサナエ(同C)の生息地調査と、オナガサナエヤゴの捕獲・撮影がメインです。それと同時に、河川の緩流部や水路で日淡も探します。

まずは大河川の支流が多い兵庫県西部へ。夜が明けきらないうちから、ガサ入れ開始です。が、最初のポイントは思いのほか不発。友人がハグロトンボヤゴを1頭捕獲しただけだったので、早々に移動。

次のポイントは、日淡を狙って水路を攻めてみました。コンクリ固めの浅い用水路と、河川本流から分かれた天然の浅い水路です。結果はと言うと、

ハグロとミズカマBlog
上:ハグロトンボヤゴ。下・ヒメミズカマキリ。

コンクリ固めの水路では、コカナダモに掴まっていたハグロトンボを捕獲。そして天然の水路の方では、友人がヒメミズカマキリを捕獲しました。その他、日淡はといえば・・・

オイカワBlog

普通種代表ともいえるオイカワ(幼魚)です。この子達が無数に群れていただけで、狙いであるタナゴ類の姿は見受けられませんでした。

水路を離れ、今度は用水路へ分岐していた河川の本流へ。川原でいきなりヌートリアと遭遇しましたが、写真撮影をする前に隠れてしまいました(苦笑)。

二人とも長靴を装備し、中流域を遡りながら網を入れていきます。以前別の場所でオナガサナエヤゴを捕獲していた友人にアドバイスを受けつつ、下流側に網を立て、その上の石をひっくり返していくと・・・

オナガサナエ Blog

いました、オナガサナエヤゴです!(^^)コツを掴みきれない僕は1頭だけでしたが、友人はハイペースでワッサワッサと捕獲していました。・・・ちなみにこのヤゴ、正面から見るとかなり不細工です(笑)。

この付近にアオサナエキイロサナエがいないか、探る場所を変えながらやってみたものの、全くの不発。捕れたのは川虫だけだったので、またまた移動です。


続いてのポイントは、さらに大きな河川の中流部。開けた川原があるので、ここならアオサナエが見つかるだろう、と勇んで網入れを開始したのですが・・・僕の網には何も入らず。かろうじて川虫が数種入るだけです。対する友人は、ここでもオナガサナエをワッサワッサ。しかし狙いであるアオサナエがいないので、どんどん河川の奥へ進みます。

しばらく探った後、網の中を見てちょっと驚き顔の友人が戻ってきました。曰く、「まさかこんなところになぁ・・・」・・・その原因は・・・

ヒメサナエBlog

・・・ヒメサナエヤゴ。(゜∀゜;)

兵庫Bランク、かなりの貴重種です。元々河川上流部に散発的に生息する彼らは、このような河川中流域にはいません。しかし彼らのヤゴは、かなり流下するという特徴があるんですね。
が、いくらなんでもちょっと流下しすぎです。この川の上流部に生息場所があったとしても、ゆうに40キロは離れているんですから・・・。(゜д゜;)
普通は探しても中々見つからないようなヤゴですから、これはラッキーだったとしか言えませんね。さすが友人(笑)。

ここはこれで切り上げ、また移動。川幅が広すぎると探り辛いという教訓から、河川の幅が狭い場所へ移動です(笑)。この場所では、友人がいきなり日淡を捕獲!

ムギツクBlog

ムギツクですね。(^^)
このムギツクという魚、ちょっと変わった託卵という習性があります。

託卵というのは読んで字の如く、他の魚の巣に行き、自分の卵を他の魚の巣の中に紛れ込ませ、育ててもらうというものです。有名なのは鳥類のカッコウでしょうか。以前このBlogで紹介したオヤニラミなどが託卵の被害にあったりするようです。

このポイントもあまり思わしくなく、友人が大量のオナガサナエヤゴを捕獲しただけ。そして日淡では、カワヨシノボリトウヨシノボリ偽橙色型&縞鰭型と思われる固体)が混生していました。
少し離れた場所ではウィローモスが繁茂していたので、水槽に入れるために少しだけ拝借。後日アップ予定です。(^^)


時間も残り少なくなってきたので、本流種は諦め、通いなれた池でマルタンヤンマヤゴを探すことにしました。何度かヤゴ探しに来ているのですが、未だに1頭も見つかってないんですね。産卵は確認しているので、どこかに潜んでいるはずなんですが・・・。(´д`)

池に到着後、すぐにガサ入れ開始。しかし網に入るのは普通種ばかり。

クロギンBlog

まずこちらはクロスジギンヤンマヤゴ。友人と合わせて4頭捕獲したのですが、全て終齢でした。羽化が近いようです。(^^)

コシアキBlog

こちらはコシアキトンボ(終齢)ヤゴ

ギンBlog

普通種のオンパレード(笑)、こちらはギンヤンマですね。まだ若い固体のようで、きっと初夏頃に羽化するのでしょう。

クロイトBlog

そしてクロイトトンボ。この池ではいつ訪れても、クロイト属クロイトトンボしか生息していないので、本家クロイトトンボということで間違いないでしょう。尾鰓の斑紋が特徴的です。


そしてこの池はメダカの多産地。至るところにメダカの群れを確認できます。写真撮影をしたかったので、友人に「撮影用に、ちょっと大きめのメダカを捕獲してくれる?」と頼むと、

メダカBlog

流石、一網でご覧の通り(笑)。20匹近くいそうです。これだけ沢山見つかると、絶滅危惧種(全国Ⅱ類・VU)であるということを忘れてしまいそう。兵庫県はまだ指定されていない(要注目種扱い)ので、このままずっとこの生息地が保たれていくことを祈るのみです。メダカたちは撮影後、全て元気に帰って行きました。(^^)


この日はこれで終了。やはりまたしてもマルタンヤンマのヤゴは発見できませんでした。一体何処にいるんでしょう?(´Д`)
河川本流に生息するサナエたちも捕獲できていないので、また次回に持ち越しです。

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姫路でギター講師をやっている、釣り・トンボ大好き人間です。音楽ジャンルはロック・ラテン・フォークなどなんでもござれ。

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