GW企画第二弾~神津島遠征~
2011.05.01 - Sun
またまたやって参りました神津島。この島を訪れるのはもう何度目になるのかはわかりませんが(笑)、11月の釣行以来、約半年ぶりです。前日の移動日(午前中)にトンボ観察を強行した結果、これまでのスケジュールと相まって、かなり疲弊した状態での釣行となりました(苦笑)。
初日は西風が強いため、ジェットフォイルは10時50分頃多幸湾に入港。いつもと違うルート~各島を回らず大島と利島のみ入港~を通ったせいか、かなり揺れました。(^^;)


コンデジで撮影、多幸湾・三浦港。海の色がすごい!!
一見波は穏やかに見えますが、風は暴風そのもの。多幸湾は島に囲まれているため波は穏やかな事が多いのですが、風は別。島に吹き付けてきた風が、文字通り島にぶつかって回るのです(!)。
エギングを開始したものの、風の向きはコロコロ変わり、エギが上手く潮に馴染みません。かなり苦戦しそうです。
と、釣り初めてしばらく経った12時頃、少し離れて釣っていた親父にアオリイカがヒット!どうやら沖の方から寄ってきて、足下でエギに抱きついたようです。
親父は「あんまり大きくないから抜き上げる」と言いますが、一応様子を見に行ってみてみると・・・
でかっ!!(゜Д゜;)
明らかにキロクラス。タモがないと上がらないサイズですが、どうやら親父の目には小さく見えてしまっているよう。抜き上げようとする親父に待ったをかけ、タモをセットして急行、そして無事に取り込み。
無事網に収まったアオリイカを見た親父は、思わず呻いていました(笑)。

はい、胴長30cm・1.3キロ、立派なアオリイカです(笑)。取り込む直前に網を見て大暴れしたため、かなり引きは楽しめたはずですが・・・この大きさには、親父も思わず苦笑い。
ちなみに僕はアオリイカを活け〆にする時、ナイフ等の〆具は一切使いません。このサイズでも、眉間に空手チョップ一発でバッチリ〆る事ができました(笑)。
チョップで〆るとイカに傷がつかないため、身が真水に触れることなく、良い状態で持ちかえることが出来ます。
イカがいる!ということで、俄然やる気が出てきたのもつかの間。元々強かった風がさらに強くなっていき、突風が吹くには立っていられないほど。これが離島の難点ですね・・・。(^^;)体の重心を後ろに傾けても倒れないレベルの強風に巻かれ、徐々にやる気を消失。
挙げ句、約4キロある(寝かせてあった)ロッドケースが波返しまで一気にローリングサンダー!!(゜Д゜;)
・・・もとい転がりまくり、間一髪の所で救出(苦笑)。
なんとか根性だけで18時頃まで粘ったものの、この日はこれで終了。残念なまま初日の釣りを終えました。
しかし。神津島に来るもう一つの楽しみが、民宿よねきにはあります。それがこの舟盛り!

この日は前日に若旦那さんが釣ったというカンパチの活け造り!そしてアカイカもあります。(^^) 副菜の肉じゃがやイカチリも美味で、また明日も頑張ろう、という気になれますね。(´∀`)
22時半に就寝し、翌朝は4時前に起床。さすがに疲労が残りますが、そんな事は言っていられません。朝の時合でカンパチをゲットするため、ややウネリの残る前浜へ。4時40分頃から、2日目の釣り開始です!


前浜。下写真の左奥の桟橋が超一級ポイント。
最初は波止の根本でエギングをやるも無反応。5時を少し過ぎたあたりで、先端付近で釣っていた人がカンパチを取り込んでいます!急いで先端近くへ移動し、ジギングにスイッチ。
しかし、思いの外反応がありません。時間だけが虚しくすぎていきます・・・。
6時少し前に、よねきの大旦那さん&若旦那さんも参戦。これからが時合いになる可能性が高いですよ、と聞いた矢先!
僕の竿に、
ゴンッッガツッッ!
という待望のアタリ!一気に頭の中が沸騰する中、
ギィイィィィィィーーー!!
と鳴り響くドラグ!!もう堪りません(笑)。
根にこすれないようドラグを少し締め、浮かせにかかります。ギラッと煌めく魚体は見事なシルバーメタリック!間違いなくカンパチです!
親父タモじゃー、ヒャッハーー!!(`∀´)
と叫んだ瞬間、
ブツッッ!!
(゜Д゜;)
ラインブレイクでまさかのバラシ・・・(´Д`。)思わず波止の上に仰向けダイブ・・・(泣)。
ガッチリ掛かった手応えがあったため、無事に取り込めると思ったのですが・・・ジグの結び目が弱くなっていたのか、結び目の輪っかの部分が切れていました。こんな事なら直結びにせず、スナップを付けておけばよかった……。(´д`。)まさに後悔先にたたず。
先端で1本カンパチが上がり、さらによねきの若旦那さんもカンパチを取り込んでいましたが、朝の時合いはこれだけで終了。若旦那さんが釣ったカンパチをお土産用に譲ってくださり、空のクーラーで戻ることはなかったものの(苦笑)、非常に残念な2日目前半戦でした。
朝食後、少し休むという親父を宿に残し、9時半に再出陣。必死にエギやジグをシャクり続けるものの、全く反応は無し。結局12時半にギブアップし、昼頃に来た親父と入れ替わりで宿に引き返すことにしました。
そして16時頃に再再出陣。前浜は風が強いため、多幸湾へと向かいます。この時点で翌日が大荒れだということが判っており、実質最後の釣りとなります。狙いをアオリ1本に絞り、気合いを入れ直してキャスト!(`д´)ノ

多幸湾内向き。こちらにもアオリイカがいる。
しかし全くアタリがないまま時間は過ぎていきます。
途中、宿のお隣の部屋の方と情報交換。なんとお隣の方は、朝~昼までのカゴ釣りで、シマアジを二人で30枚も釣ったとか!!羨ましい限りです。(´д`;)
そして、明け方にアカイカやアオリが上がっていたという情報もゲット。これはなんとか釣りたいもの。
エギのカラーを数投毎にローテーションし、アクションも色々と試してみます。日没を迎え、辺りは次第に薄暗くなってきました。
経験上、こういった時は絶対的に赤テープ(下地)のエギが有利であり、なおかつ潮の濁り具合で、上地の色を選択します。ここは一昨年のGWに1.85キロを釣った、墨族3.5号のレッド/レッドをチョイス。そして、一昨年と同じように、鏃型にカットしたアワビシートを貼り付けておきます。
気持ちを新たにキャスト。底を取った後、鋭く二段シャクリを入れます。そしてテンションフォール&ステイを約10秒。これで釣れなきゃ諦めろ、という、僕の夕マヅメメソッドの一つです。
そしてついにその時が!
2回目のシャクリを行った直後、弛んでいたラインが僅かに張りました。もしやと思い、少し糸を送り出すと・・・クィッ。糸が僅かに引っ張られました!これは間違いなくアタリ!!(゜∀゜;)
慌てないようにソ~ッと聞いてみると、グイッと引き込みました。すかさずアワセ!それと同時にギュイッギィイイッギィィィィィィィーーーと滑るドラグ!
待望のアオリイカがヒット!!(`Д´)
すると、ドラグの音を聞きつけて、周りの釣り人が集まってきました(笑)。これはデカいぞ!2キロクラスか!!という声があがるものの、僕はそれを即座に否定。
何故なら、
僕のリールは瀬戸内仕様でドラグが緩めなんです。(゜∀゜;)(笑)
それを聞いてなんだそりゃー、と笑う皆さん。和気藹々としながらタモを構えてくださる辺りに、人の温かさを感じます。(´∀`)まぁ緩めといっても800g程度のドラグ調整(割と普通の設定)なので、キロクラスなら当然ドラグは出るでしょうが(苦笑)。
やり取りをじっくり楽しみながら浮かせたアオリイカは、意外としっかりした体格。1キロは越えていそうです!無事網に収まり、取り込み完了です!!(^^)

アオリイカ(♀)。1.1キロあった。

こちらがヒットエギ。墨族3.5号レッド/レッド。
状況が悪い中でなんとかしとめたこの1杯。ボーズを逃れたとあって、その喜びは尋常ではありません(笑)。
おめでとー、と言って下さる中に、なんと昨年11月にイセエビを釣った際、お会いした方がおられました。
その方によると、あの後少し大事になったそうです。
伊勢エビの禁漁区で釣れてしまったため、僕は迷わずリリースしましたが、どうやら地元の方が「持って帰った」と勘違いしたらしいのです(!)。その結果、翌日桟橋にはパトカーがやってきて、釣り人のクーラーを一つ一つ点検して回ったとか・・・。(゜~゜;)
偶然釣れてしまった伊勢エビで、まさかこれほど大騒ぎになっていたとは思いませんでした。なんだか少し申し訳ない気分です・・・(苦笑)。
ともあれ、やはりマナーを守ってこその釣りです。そして、こういった人とのふれあいがあるのも離島の魅力の一つですね。
残念ながらこの後は何の反応もなく、20時に納竿としました。
そして楽しみな二日目の夕飯がこちら!!

キンメダイの活け造り(&カンパチ・アカイカ)!!相変わらずの豪華さです。(^^)なんとかアオリイカを釣り、新鮮な海の幸を満喫。そして連日のスケジュールによりもうヘトヘト・・・(苦笑)。
この時点で翌日が雨&強風という事が判っていたため、3日目は釣りは無し。離島に来れば、大抵まともな釣りは1日出来れば御の字なんですね。(^^;)
翌日は予定通り10時55分発のジェットフォイルで熱海に戻り、そこから新幹線で姫路に帰りました。移動時間は約6時間。ちなみにこれでも短い方です(笑)。
今回はカンパチを釣り損ねましたが、なんとかキロアップのアオリイカをしとめる事が出来ました。
青物ゲットは、また次回の神津島釣行へ持ち越しです。(´∀`;)
コメント
海
きれーーーーーーー!!!!!!
Re: 海
でしょう!!(^^)
神津島は、「海の透明度日本一」に選ばれたこともあるくらい、水が綺麗なんです!!(^^)僕が訪れた日の前日には、定置網に50キロのクロマグロがかかったとか。それほど沖合いに浮かんでいる島なんですよね。さらに、イルカやクジラが港から見えることもあるそうですし。
一度訪れれば、病み付きになる島ですよ!!(笑)
神津島は、「海の透明度日本一」に選ばれたこともあるくらい、水が綺麗なんです!!(^^)僕が訪れた日の前日には、定置網に50キロのクロマグロがかかったとか。それほど沖合いに浮かんでいる島なんですよね。さらに、イルカやクジラが港から見えることもあるそうですし。
一度訪れれば、病み付きになる島ですよ!!(笑)
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