ヤゴたちのその後&水草

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定点ポイントの池の壁際で、上の写真のような状態になっていたヤゴ達(クロイト7頭、シオヤ1頭の合計8頭)を捕獲、観察用の容器に移したのが前日の23時頃。

なんせこの状態になれば、翌日羽化がほぼ確定なのです!この連休中に見ておくべきでしょう!(笑)

そして翌日、羽化を見るため8時頃にベランダに出てみると、

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既に全身が出ていました。(゜∀゜;)(苦笑)

5頭の♀が羽化を開始していたものの、風が強かったため、2頭は体が抜けきらない状態で水面に。ほんの少し羽化殻を引っ張って刺激を与えてやると、無事に体が抜けました。その後木の枝に引っかけてやり、新たに風が当たらない場所まで容器を移動。

すると体勢を立て直すことに成功したようで、無事に体と翅が伸び始めました。

かたやシオヤトンボはというと、いつの間にか水中へと逆戻り。羽化は明日以降だと思って、僕は部屋に戻りました。

しかしこれがまずかったのです。

ここ数日の強行により、かなり疲れが溜まっていたので、寝直してしまったんですね。そして昼頃に再び起きてヤゴを見に行くと・・・

オソカッタ・・・(´∀`;)


既に5頭いたクロイト♀は、皆無事に旅立っていました。これは想定内。が、


シオヤいねぇー!!(゜Д゜)


僕が寝直している間に再び水から上がり、羽化して旅立っていたのです・・・やってしまった・・・。(;∀;)

さらに残っていたクロイト♂ヤゴも既に羽化しており、もう旅立つ直前。

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クロイトトンボ♂。

残っていたのは♂でした。やはり総じて♀の方が早く羽化する傾向がありますね。(^^)

しばらくすると、彼らも元気に旅立っていきました。家の近所にクロイトが多数生息している池があるので、そこに向かってくれていると嬉しいですね。


今回はさらに、前日のトンボ採集で発見した植物をご紹介。

まずは念願叶って採集できた水草、ミズユキノシタです。

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左:水上葉。右:水中葉。

時期や状態によって葉の形や色が変わる、おもしろい湿地性の植物です。

寒い冬場を沈水状態で越えると、水温の上がる春に赤い葉を付けるんですね。勿論その状態で水上葉化しても、葉は赤いまま(水上葉で赤いのは葉の裏側です)。ちなみに、底床の栄養分が豊富でないと美しい赤色にはなりません

暖かい時期に水上葉化すると、丸みのある緑色の葉を付けるのですが、それでも葉の裏や茎は僅かに赤みを帯びるのが興味深いところ。そのまま水中葉になると、葉の色はそのまま(表面は緑、葉の裏は赤色)です。

さらに、緑の丸葉で陸上で越冬するタイプもあるので、調べてみると面白いもしれません。

熱帯魚水槽は常に水温が24℃以上あるので、今の時期のミズユキノシタを導入して底床の栄養状態を保てば、常に美しい赤い葉を見る事が出来ます。(^^)一般的な流通名はルドウィジア・オバリスですね。ただ我が家の水槽は、CO2添加無し・肥料添加無しなので、どこまで赤色を保ってくれるか・・・(苦笑)。

続いて、場所によっては絶滅危惧種に指定されているミズハコベ

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大きな写真をトリミングしたのでややピンボケですが(苦笑)、対になって付く鮮やかなグリーンの葉が美しい、湿地性の植物です。

水槽が既に水草で一杯なので、今回は採集しませんでしたが、こちらも水槽内での育成が可能な種。写真は水上葉なので葉の表面はやや硬い印象ですが、水中葉に移行すると、もうすこし柔らかな印象になります。

常に水のある、泥底の場所でしか生育出来ないため、現在各地で激減しているよう。幸い兵庫県はまだレッドデータに登録されていないので、このままずっと生育環境が残っていけばいいですね。

よく似た種に外来種のミゾハコベがありますが、ミゾハコベは葉がやや葉幅が狭くて葉先が尖ること等で区別出来ます。

そして、前日のBlogにも掲載したチドメグサ

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辺り一面に、水上葉の状態で群生していました。葉の表面はかなりゴワゴワした印象ですが、水中葉になると、一気に葉が薄くなって柔らかな印象になります。
ちなみに、我が家の水槽にあるアマゾンチドメグサは、このチドメグサの仲間です。↓


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アマゾンチドメグサ。大きな写真からのトリミング。こちらもややピンぼけ・・・。

昔は、この葉をすり潰して血止めに使っていたとか。だからチドメグサなんですね。茎を千切ると、クレソンのような良い香りがします。
水槽内では有茎種のように縦に伸びるタイプではなく、水底を這うように伸びたり、斜めに新芽と根を伸ばしながら伸長していきます。なので、水草レイアウトではサイドや中景に使用すると、ボリュームが出て良い感じになります。

さて、こういった水草を採集する時に、気をつけるべき事は何か?(゜д゜?)

それはなんと言っても、生育環境を破壊しない、これに尽きると思います。

例えばミズハコベは、群生しているところでは緑の絨毯のようになりますが、これをそのまま剥がして持ち帰るのは当然NG。こうしてしまうと、元の姿に戻るまでかなりの時間がかかり、その間に他の植物が定着してしまう恐れがあります。

ミズユキノシタの場合、水上葉は一か所に固まって生育する事が多いですが、水中葉は着生出来る場所が限られるため、生えている物を根こそぎ取ってしまうと、次来た時には見られなくなってしまいます。(´Д`)

では、どのように採集すればダメージが少ないのか??(゜∀゜?)

答えは「間引き(&トリミング)」です。そう、野菜の苗を間引くのと同じ要領で、持ち帰る分だけ間引けばいいのです。

ミズハコベの場合は何本かを少し持ち上げて、よく生育している物を2~3本抜き取ります。そしてさらに場所を変えて2~3本。これで必要な分だけ持ち帰るようにすれば、その抜けた部分に別の茎が伸びてきて、しっかりと覆ってくれます。

ミズユキノシタ等の有茎種の場合は1本丸ごと抜くのではなく、葉の茎の途中でピンチカット&トリミングする要領で、水草の上の部分だけを持ち帰ればOKです。こうすれば、切断面からは新たな脇芽が出てくるため、環境をほぼそのまま残す事が出来ます。

夏場になれば、近所の川にバリスネリア・スピラリスが繁茂するので、それを採集しに行った時に、またこの辺を詳しく書こうと思います。(^^)

そして最後に、水槽に導入する際の注意点を一つ。それはずばり残留農薬

休耕田等には多くの水草が自生するものですが、こういった場所は昔農薬散布が行われており、農薬が植物に付着している危険性があります。

これをそのまま水槽に持ち込むと、当然水槽内は大変な事に。そうならないためにも、水草を採集する場所がどういう状況にあるのか、きちんと調べた上で採集することをオススメします。(^^;)


なにはともあれ、念願だった水草を水槽に導入でき、ヤゴの羽化も一応は観察できました。


さぁ、これからは自然を楽しむ季節!!知識を深めつつ、楽しんでいきたいと思います!!(´∀`)

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ProfessorOGI

管理人:ProfessorOGI

姫路でギター講師をやっている、釣り・トンボ大好き人間です。音楽ジャンルはロック・ラテン・フォークなどなんでもござれ。

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