クロスジギンヤンマ羽化!

5月14日に県中部で捕獲・飼育していたクロスジギンヤンマが、ついに羽化しました!(^^)

s-DSCN4234.jpg
5月15日時点のクロギンヤゴ。既に翅脈が見えている。

yacchanさんに色々とアドバイスを頂きつつ、飼育を開始したのが5月14日の晩。と言っても、この状態になると餌を必要としないため、基本的には観察と水換えを行うだけです。(^^;)


羽化までの過程を整理すると、

1、翅芽が膨らんできて、翅脈が見えるようになる←この時点で捕獲。

2、複眼がかなりくっついてくる

3、下唇が段々と透明になってくる(5月16日昼)→これはヤゴの下唇からトンボの下顎へと変化しているためと思われます。

4、腹部先端を水から出すようになる、ブクブクと音を出す(16日晩)

5、顔を水から出すようになる(18日晩)

6、顔と胸部を水から出すようになる(20日晩)

7、半身を水から出す(21日朝)

8、体全体に、うっすらと成虫の体色が出始める(21日深夜)

9、全身を水から出す(22日朝)

10、羽化(22日深夜)



となります。3の段階で大阪に連れて帰り、7の段階でまた姫路へ。もし移動によるストレスが無ければ、8の段階で羽化していたのかもしれません。

2階の部屋で羽化開始を確認したのは1時25分頃。既に背中が割れており、今まさに出てこようとしています!慌てて1階からデジ一を持って上がったものの、レンズはまだ55-200ミリのまま。(゜Д゜;)急いで18-55に付け替え、三脚にセット。そして早速1枚!

s-DSC_0113.jpg

しかし高さが合わなかったため、やむなく熱帯魚雑誌を積み上げた場所に再セッティング。

s-DSC_0119.jpg

これで準備OK、後は経過を見守りながら、定期的にシャッターを押していきます。こういう時はAFが楽ですね。ここからは羽化の過程を書いていきます。

まずヤゴ殻から反り返るように出てきます。そして、体がある程度出たところでストップ。肢(脚)をワキワキさせているのは、肢が乾燥するのを待っているようです。この隙にレンズをややズームアップ。30ミリ辺りで撮影していましたが、45ミリまでズームしてみました。

s-DSC_0138.jpg

しばらくすると肢を胸の前でたたんで制止。この状態が10分ほど続いた後、また肢をワキワキさせ始めたかと思うと・・・

s-DSC_0140.jpg

一気にそり戻り!そして羽化殻をガッチリとホールドして、

s-DSC_0142.jpg

そのまま腹部を抜きました!!この後は徐々に翅が伸びてていきます。

s-DSC_0160.jpg
左上→左下→右上→右下の順。

翅が伸びている間、一呼吸毎にグッグッと力を込めているのが分かります!頑張れ!!(゜∀゜)
そして翅が伸びきったら、続いて腹部を伸ばしていきます。

s-DSC_0192.jpg
上写真と同じ順、左上→左下→右上→右上。

こうして腹部が伸びきったら、後は体の各部が乾燥するのを待っているよう。定期的にシャッターを切っていたのですが、連続してみているとあまり変化はありません。

s-DSC_0227.jpg

しかし、翅が乾燥した辺りの写真を見てみると、やはりかなり変化しています。特に腹部にはツヤが出てきて、胸部の黒条はかなりハッキリしたように思います。

ほぼ成虫の形になったこの時点で、羽化開始から3時間20分ほど。時刻は4時40分頃。この日が休日で本当に良かった・・・。(´∀`;)

ここで照明を変更。細部の変化まで見逃さないよう、部屋のライト+ストロボで撮影していたのですが、一度部屋の照明を落とし、デスクライトの間接照明を使用してみる事に。すると・・・

s-DSC_0242.jpg
シャッタースピード1/10、絞り5・3(レンズ限界値)、ISO感度200で撮影。


クロギンからオーラが。(゜∀゜;)


記録用に加え、次回からこのパターンでも数点撮影するべきですね!!

体の乾燥中の為、特に変化らしい変化はありません。そろそろ一度寝ようか・・・と考えたその瞬間!

s-DSC_0249.jpg

バッ!と音を立て、翅を開きました!いよいよ羽化が完了したようです!!(^^)この状態になれば、処女飛行間近!

s-DSC_0253.jpg

s-DSC_0257.jpg

s-DSC_0270.jpg
アングルを変えつつ数点撮影。背景には黒いギターケースを使用しています(笑)。

やはり細部まで見るならストロボ撮影ですが、被写体を楽しむなら断然間接照明での撮影ですね!オーラが違います(笑)。

こんな感じで撮影を楽しんでいると、クロギンが翅を震わせ始めました!部屋の中を飛ぶのはぶつかったりして危険なので、慌ててハンドネットを構えると・・・飛びました!!そしてそのまま優しくネットイン。


僅か4秒の処女飛行でした。(゜∀゜;)(笑)


この後、羽化殻付きヤゴハウスとともに、ピンと張った状態のネットの中へ。ネット内に制止してもらい、僕は就寝。

そして翌朝・・・もとい翌昼(笑)。クロギンは、朝と変わらぬ様子でネット内に制止していました。

s-DSC_0274.jpg
ネットを外して撮影。

早速外へ放してやりたいところですが、外はあいにくの雨。結局我が家に1泊してもらうと・・・翌朝6時頃。ネットの中をしきりに飛ぼうとしていました。真っ暗に近い部屋の中で朝が判るというのは、体内時計があるのでしょうか?

そして飛ぶだけでなく、しきりにギィー、ギィーと鳴いていました。こんなにデカい音で鳴くんですね・・・(苦笑)。

そして晴天となった昼頃、我が家で羽化したクロギンは、ベランダから空へ!!最初はおぼつかなかったものの、翅で風を捉えて一気に大空へ舞い上がりました!!感動のあまり泣きそう・・・。(´∀`。)


こうして8日間我が家に滞在したクロスジギンヤンマ♂は、無事に旅立っていきました。
記録用として計測したところ、羽化殻の全長は47ミリ、羽化後の成虫は74ミリ。すこし小さめの個体かな?

yacchanさんのお話を聞く限り、どうやらギンクロギンは、羽化の際に若干の違いがあるようです。


またヤゴ観察をしなければ!!(`д´)ノ

コメント

今回は・・・

まあまあおもろかった(笑)

成虫の色。

「成虫の色」というのは、胸部が緑色になってくることを指すと思いますが。

あと、「胸部が厚くなってくる」という特徴がありますね。

横かr見ると一目瞭然ですが、ヤゴはトンボとくらべると、扁平なんですね。

それが、翅を動かす筋肉が発達してくるんですね。

「空中生活の準備」といったところでしょうか。

本当は成虫の色になったヤゴも描くつもりだったので、写真があるとよかった。

Re: 今回は・・・

ありがとうございます(笑)。また他の種の羽化写真も掲載予定です(笑)。

Re: 成虫の色。

まさに「成虫の色ー胸部が緑色になってくる」のが羽化間近のサインなんですね!!(^^)
その状態も撮影したかったのですが、いかんせん仕事に行く直前に確認したもので・・・(苦笑)。

確かに、横から見た時に胸部に厚みが出てきているように感じました。普段真上からばかり見ているので、たまには視点を変えないといけませんね・・・。(^^;)
水中生活では扁平な方が色々と便利そうです(笑)。

成虫の色 その2

でも考えてみれば、段階8の撮影はなかなか簡単ではないかもしれません。

この時期は、基本的には「まだヤゴ」なので、枝に登り始めるとき、ウカツに近づいたりすると、気配を感じて、すぐ水に戻ってしまうんですね。

この段階が一番神経質になるのはまあ、当然ですよね(苦笑)。

羽化が始まってしまえば事は楽なんですけどね(笑)。

Re: 成虫の色 その2

前回「名無しさん」で投稿してしまいました(苦笑)。

やはり終齢になるまでは、かなり周囲の環境の影響を受けるんですね。水草の色に合わせて色を変えているという事は、それはもはや完全な保護色と見ていいのでしょう。そういえば以前ギンヤゴを採集した際、オオカナダモの周辺にいた個体は緑っぽく(脱皮直後?)、落ち葉の下にいた個体は完全な茶色でした。

是非黄色い♂のクロギンヤゴを探してみたいですね!!(笑)確かにクロギンは暗色・・・地味な色が多いような気がします。脱皮直後の緑色の個体か、もしくは茶褐色かだけしか見ていません・・・。

そういえばクロギンが羽化した日、0時頃から何度かヤゴケースを見に行っていたのですが、慌てて水に戻るシーンを2度目撃したので、ひょっとしたらまさに「その時」だったのかもしれません(笑)。

ヤゴの色 その3

そういえば、クロギンヤゴも、今回の♂ヤゴも、昨年秋羽化の「おぼっちゃま」も、体色は濃い緑色をしていました。

若-中齢期はクロギンヤゴは淡緑色なんですが、成長すると、脱皮直後は透明緑で、時間が経つと帯緑暗褐色が普通です。

中には濃い緑色の個体が出るんですけど、ギン・クロギン両方とも、そういえば♂ばっかりですね。

Re: ヤゴの色 その3

先ほどUPしたブログにも掲載しているギンヤゴ、茶色い個体は2頭とも♀、緑色の個体は♂でした。
緑色の中齢個体は脱皮直後だと思っていたのですが、なんだか俄然怪しくなってきました(笑)。ギンヤゴも成長すると、雌雄で体色差が出るのかも・・・?

我が家で羽化したクロギン♂ヤゴも、羽化直前の体色になるまでは、少し緑がかった色をしていましたし・・・。

実に不思議です。

コメントの投稿

Secret

プロフィール

ProfessorOGI

管理人:ProfessorOGI

姫路でギター講師をやっている、釣り・トンボ大好き人間です。音楽ジャンルはロック・ラテン・フォークなどなんでもござれ。

姫路でギターレッスン教室をお探しの方は、メールフォームからお気軽にどうぞ!(^^)

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
カテゴリ
最新記事
最新コメント
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カウンター
リンク
FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

過去の記事